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2006年1月12日 (木)

同人誌 (今回はとらのあな分)

 (今回はとらのあな分)
【とらのあな】
◎『Natural Color Majestic-12』 注文番号040000092700
 parallel loopCute Plus:更科修一郎さん

※『Natural Color Majestic-12』については、通勤バスの中で少しずつ読んでます。
『飛鳥井全死は間違えない』の元長柾木さんのインタビューに、 更科修一郎さんの「優しい」楽園批判に、谷川流さんの『絶望系』などを含めた「セカイ系」論評、 美少女ゲーム表現考察、 ARTIFACT:加野瀬未友さんによる昭和40年世代による戦争表現についての批評などあって、 2004年の『美少女ゲームの臨界点』2部と揃えて持つべき現代文化の批評本となってます。

 更科修一郎さんの指摘する“「優しい」楽園の排他性”ですが、 その“「優しくない」批評に対する批判的な排他性”はまるで 『ホワイトアルバム』に対する批判的な論争が一巡したみたいですな。

 当時は「葉っぱ」かそれ以外という構図が、 今は「オタ」かそうでないかという構図に代わったという、 ジャンル的に細分化し統合化し(つまりは再編成され)た為に大括りされた、 または同じ論点の拡大化でしかないんで、 一巡といっても前の論争なんかは知らない人の方が多いかもしれません (葉っぱ以外の人も今では「オタ」に組みこまれてる)。

 まあ、つまりは(枠の拡大した)同じ派閥内で内部抗争してるに過ぎないって事ですが。

 その「優しい」批評を書く側について、 最期まで擁護する覚悟がどこまでその人にあるのか、個人的には気に掛かります。
“後から市場の船に乗り込み囃し立てた人のどれだけが、 船が沈み込む時に最後まで残り続けるかが見物かも”

“何らかの事件をきっかけに市場の繁栄が弾圧に転じる瞬間が怖いかもしれない。 勝ち馬に乗ってきたのが流れに敏感に反応し手の平を返して火事場泥棒に転じたなら尚更”
 (ウチのログの一部))
 って引用したのを書いた頃は凄く荒んでるな自分(汗)。

(1/10 18:15 気が向いたらまた何か書くかも。)



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