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2006年2月21日 (火)

「誰もが必ずプレイする定番的タイトル」関連とか、ウチの場合でのBasiL・Navelについて

【BasiLとNabelとウチとの縁は】

“「それ散る」および2004年販売本数3位のNaval「SHUFFLE!」に付いての言及が無かったもので”
(常時リソース不足:センセイさん2/15付)

※『それ散る』そしてBasiL解散騒動を知らない世代も出現している現在に関しては、センセイさんの上記の他、最近だとMOON PHASEさんの雑記2/15付でも少し話題となっておりました。

※去年秋のドリパ大阪では、当日に怪我をされたという広報のAlAiさんの車椅子姿(ギブスに落書きされてた)を拝見してます(笑)。

※実はBasiLとの最初は『BLESS』線画集の同人誌購入からだったかな。多分、有名らしいといった理由で。
 ただゲーム作品となるとウチは『それ散る(それは舞い散る桜のように)』を体験版しかしてないんです~(汗)。それでもひょんな縁から2004年5月発行の同人誌 『BasiL合同誌「"L"は大文字で!」』 (BasiL合同誌発行プロジェクト「ぷろじぇくとペケ」)(04年夏コミのコピー本『Rh factor VOL.2』に再録)では、体験版で気に入った芹沢かぐらと雪村小町を描いたりしてますが。

 そのひょんな縁ですが……過去日記によると2003年5月16日の同じ日に kyawaiたん不良在庫:くらちゃんさんから別々のメールで話が舞い込んできました、というものです。 当時は『ぽんこつお兄ちゃん』原稿とも重なってましたが、両方で当時のうちのパソスペック処理脳力の限界に近づけた(絵のレベルは……)ものをなんとか提出してます……。(その後、編集スタッフの入れ替えとか色々紆余曲折ありましたが)

 St.Aquarius:水上透さんが2002年11月後半より開催されました《BasiL女性キャラ人気投票》では2作目のGIFアニメ(目パチ・桜吹雪で演出)で希望・小町を投稿してましたです。

星崎希望 雪村小町 芹沢かぐらたんver.3

 体験版の最後にあの名曲“day's”に乗せたOPムービーが来たり(今も広島の某ショップで流れてます)、話のノリが良かったり、かぐらの密かな努力が……だったり(かぐら、気にするな!)、確かにプレイした時は面白いと思いました。
 でもプレイしたのは発売(2002年6月)前ではなくその年の11月。
 当時は『D.C.ダ・カーポ』とかCS版『水夏』とか……今から比べるとかなりのCircus信者でしたので、それに財布事情も絡んで、他に『Wind』『水月』『みずかべ』以外にはほとんど入れ込んでませんでした。

【今書いているというアレ、基礎教養的タイトルについて(の迷宮状態)】

(関連資料)
《えろげヲタを自称する者なら必ずプレイすべき基礎教養的タイトルを集約する試み(仮)》 題名は仮です……
 (プレイ必須と思われるタイトルを調べるはずが混迷の度合いになってきてます……執筆中デス)
電撃姫(年2号・季刊時代)データリスト

今年、流行が期待される美少女ゲームのテーマ (RE V の日記:RE Vさん)
  基礎データがまとめられてます。
colorful puregirl Column Date Base(未完成)

 さて《えろげヲタを自称する者なら必ずプレイすべき基礎教養的タイトルを集約する試み(仮)》というものを書いている訳ですけど、当初はある程度絞り込めるんじゃないかなと高をくくってましたし、必須と言い切った後で実際どうだったんだろうと思った(これが書くきっかけ) 『水月』が果たしてそうであるかどうかという疑問を解く事を意図してました。

 先のせんせいさんへの反応を書いた後に、その年の売上順位を見て、今回の件でなければ健闘に値する順位が「誰もが必ずプレイする定番的タイトル」と言い切れる順位であるか、後々になってかなり懐疑的に見えてしまったんですよ(汗)。

 それで色々と書き連ねている結果というか、結論としては2001年以降(『水月』も含めて)、 “「誰もが必ずプレイする定番的タイトル」と断言できるものが無くなった”という解答に至ってます。

【主観的な視点という限界も……】

 あくまでも、伝聞や雑誌記事、そして自分の行動パターンに基づく視点から構築されるテキストなので、今回の作業が「誰もが必ずプレイする定番的タイトル」問題にどの程度の解答を提示する事が出来る(出来ている)のかは……常に懐疑的ではあります。

※行動パターン(絞込み消費パターン)
(→色々な雑誌情報を収集しつつ、1~数ヶ月単位で購入するタイトルを絞り込み、 1本か2本程度をその期間に購入。未購入作についても引き続き雑誌記事・ネットでの感想で捕捉していき、ある程度の作品についての情報を知っている(と思う)状態にする。
 それで気が向けば買うことも稀にあるものの、次の最新作に的を絞る関係から日の目を見ることはない。
 懐疑的なのはその行動パターンが世間にどの割合で存在するかという問題点。極めてレアなパターンであるならそれに基づく推論は単純に個人の消費パターンに過ぎず、全くの無駄紙となる。

※以下はその行動パターンに基づく推論が無駄紙となった場合は、時間の無駄・資料価値ゼロとなります。

※それと書いてて気付いたけど、原作のプレイヤーというユーザーに絞り込むうちに《原作原理主義》とも言うべき視点に陥ってますね(汗)。

【絞込み消費パターンという視点で見る消費動向の推論】

 2002年誕生作の中でその多くが一過性で終わり、稀に話題になればいいような存在となっている中、『水月』『Wind』『Princess Holiday』『D.C.ダ・カーポ』については今でも時々ネタや話題になってます。

 作品の全容から作品内容やセリフ、そしてキャラクター単体といった色々なサイズに切り取られた単位で、メーカーサイドの盛り上げとかアニメ・コミック・コンシューマ移植などの展開と、ユーザー側からの創作や感想、それらの動きを通じての支持層の拡大がサイクルしてたかと。

 その中でも『水月』については、一応DC・PS2版移植やドラマCD、アンソロジー本に小説とメディア展開をこなしてはいますが、『みずかべ』以降の動きの乏しかったメーカー側よりも、ユーザーによる動きの方が顕著でした。
 特に雪さんの絶対的な献身振りにファンユーザーからの支持が集まり、同人誌やWEBなどで未だに描一応DC・PS2版移植やドラマCD、アンソロジー本に小説とメディア展開をこなしてはいますが、描かれる方が多数いらっしゃいます。
 ちなみに今月26日はスノードロップが誕生花の日という事で「雪さんの日」になってます。ウチは描けるかどうか時間的に微妙だけど…。

水月暦 -すいげつ-こよみ (バナーは一応随時更新) 水月暦 -すいげつ-こよみ(雪さんDAY専用バナー)

前から言ってますけど、ウチはマヨイガに逝かない派なので花梨デス(巫女さんが好き)。

 しかし、『水月』の深淵までとは言いませんが(ウチも解釈しきれず)、どういった背景が作中に漂っているかを(なんとなくというレベルでもいいのですが) 感じ取っている方は、どのようにしてその情報に触れたのでしょう?

 原作や移植版という方も多いでしょうけど、いくつかの(核心部分を取り入れた)同人誌や雑誌紹介記事、小説版、感想サイトからという方も多いはずです。
 もしくは単純にビジュアルとキャラクターとかの表層的な部分しか知らないという方も居るやもしれません。

 ちなみにウチの場合、『シャッフル!』は『コンプティーク』連載のコミック版を少しと、去年秋のWOWOWノンスクランブル放送アニメだけでしか触れてませんので、花言葉とか作品中の設定等については一切情報が頭に入ってません(爆)。

(先の限られた視点からの情報に基づく推測からだけど) “「誰もが必ずプレイする定番的タイトル」と断言できるものが無くなった” という問題が深刻なのはそこ。

 原作を知らなくても表層的な部分までなら代替できるものが、雑誌の特集記事やその後のメディア展開、そしてプレイしたユーザーからの反応で、原作についての情報を済ませることが出来るという事です。
 だから「そのタイトルについては一応知ってるけど原作はプレイしていない」っていうパターンは多いんじゃないかな、と思う(絞込み消費パターンが存在するなら)。

 原作を知らなくても済むというのは、話題性を(結果的なものから作為的なものまで)持った作品が特に昨今、かなりの数が製作されてきている事に対し、ユーザー側が金銭的に購入できなかったり、「積みゲの数を誇る」かのように許容量がついていけない事に起因します。
 ユーザーが消化しきれない為、雑誌記事などで作品の表層的な情報を集め、候補の中から実際に購入する原作ソフトを絞り込み、買わなかった作品については先の表層情報と様々な反応で済ませる。
 次にその購入候補の作品を買うかというと、余程のものでない限りはそちらは留保して次の最新作の候補から購入作品を選ぶ。 (基本的な流れは先の絞込み消費パターンといっしょ)

 つまりは、例えば『はにはに』『あけるり』『水月』『おとボク』『はぴねす!』等については原作PC版もプレイしてて(程度に幅はあるけど)支持しているが、『シャッフル!』についてはWOWOWノンスクランブル放送アニメ版から、『Canvas2』については児玉 樹さんのコミック版から(原作以外の代替物から)支持している。といった状態です。

 実際に人気があるとされるタイトルにはまとまった数の支持層(ファン層)が存在するはずですが、もしこの絞込み消費パターンが一般的であるなら、果たして「原作ソフトをプレイしている支持者」と「代替アイテムだけからの支持者」の割合はどうでしょう。
 多分、支持の仕方を緩和して数えるなら一作品の支持層はかなりの広がりをみせるかと思うけど、「原作ソフトをプレイしている支持者」と厳格的に絞り込むとかなり減数化するのではと想像します。

 一作品に向けた視点を多数リリースされている作品群(例えば人気上位10作)にまで拡大してみます。
 一人あたりの緩和したレベルで支持する作品数に比べて、更に厳格的に絞り込んだ場合の作品数は(具体的な数値は示せないものの) かなり数を減らすかと思われます。

 作品群を示す複数の看板に複数の人(例えば10人)の支持枠ということで縄張りを張ってみるなら、緩和したレベルの場合はそのほとんどの作品を一人が縄張りに納めると思われるため、その縄張りの重なる部分は多く、その重複数も作品によってばらつきがあるかもしれませんが、全員が縄張りとする作品も複数出てくると思われます。
 しかし、「原作ソフトをプレイしている支持者」と厳格的に絞り込むと、一人当りの支持する作品を収める縄張りは収縮し、重複する作品も数を減らし、全員が縄張りに置く作品というのがない可能性もあります。 (なお、その緩和した範囲からも外れるというのは、その人の好みに当らないか余程のマイナス要因があるという事となります)

 このモデルは絞込み消費パターンが存在するなら、実際にアンケートなどで統計をかけてみれば証明できるのかもしれません。
 ともかく、全く不完全な仮説から導いてるので極めて懐疑的な気もするんですけど、 “「誰もが必ずプレイする定番的タイトル」と断言できるものが無くなった” という推論は、以上の過程で示します。

 もしかすると「誰もが必ずプレイする定番的タイトル」というものは、プレイヤーの趣向が千差万別ですから幻想に過ぎないとも言えます。
 なんせこの推論も、いわゆるメディア展開を行うようなキャラクターがメインの作品群に絞り込んでいるとしか言いようもないですので、視野に入れてないジャンルもあるんだし。

 そいえば“断言できるものが無くなった”という否定的な内容を考えているうちに悲観的な気分になってきてます(汗)。

 でも考えてみると、「誰もが必ずプレイする定番的タイトル」という画一的なものが存在していないことはユーザー的には逆に良い事かもしれない。

 人気を集める要素(幼馴染・姉・妹・ツンデレ・コスプレ・メイド・不思議系など)に頼ったり偏ることなく、それらの要素を上手く目新しいと感じさせるように料理して個々の作品が取り込んでいくなら、様々な趣向が市場全体で出揃う事となり、つまりはユーザー個々の趣向に合った作品を選ぶことが出来るという好環境に恵まれるかもしれないのです。

 ……メーカーにとっては料理した作品がある程度の支持を集められるかどうかで明暗を分けますね(汗)。チャレンジというリスクを取るか、 (既に支持されている安定した)他作品をアレンジしたような内容で済ませるか。
 ただ、アレンジした内容といっても、付加価値的な要素(特典から演出手法といった技術面、配役など)次第ではその方面での趣向の支持者を集めることは可能とも付記します。

 ショップ的にも、需要の空気を上手く掴んで市場を眺め、供給側の内容を吟味して発注を決めるという技術が必要なんでしょうね(ウチはまだ無理ッす)。

※以上はその絞り込み消費パターンに基づく推論が無駄紙となった場合は、時間の無駄・資料価値ゼロとなります。

※原作のプレイヤーというユーザーに絞り込むうちに《原作原理主義》とも言うべき視点に陥ってますので、市場動向とかを良く見ている方が居るなら基地外の戯言と見えると思う(汗)。

※一応、仕事の事もありますので、ある程度は当り障りの無い方向に流してるかとも思う(爆死)。

RE V の日記:RE Vさんトコにある《rev:エロゲの販売数(PC-NEWSによる年間販売ポイント)》の中で、ウチが購入してるのは次の通り。

★発売週購入・完読  ☆発売週購入・途中で挫折か積み
▲発売週以降購入・完読  △発売週以降購入・積み

【※】『★同級生2 (elf ※PC98版)』
【1996】『▲さおりんといっしょ(Leaf) 』
【1997】『△初音のないしょ!!(Leaf)』 『▲To Heart(Leaf)』
【1998】『▲WHITE ALBUM(Leaf)』
【1999】『★Kanon(Key)』 『▲こみっくパーティー(Leaf)』
【2000】
 『★AIR(Key/VA)』 『★猪名川でいこう!(Leaf)』
 『☆まじかる☆アンティーク(Leaf)』
【2001】『△君が望む永遠(age)』 『★誰彼─たそがれ─(Leaf)』
【2002】『▲水月(F&C)』 『★D.C. ダ・カーポ(Circus)』
【2003】
 『★月は東に日は西に(AUGUST)』 『☆マブラヴ(age)』
 『△ねこねこファンディスク2 (ねこねこソフト)』  『▲SNOW(StudioMEBIUS)』
 『☆天使のいない12月(Leaf)』 『★朱(ねこねこソフト)』
【2004】『★オーガストファンBOX(AUGUST)』 『☆CLANNAD(Key)』
【2005】
 『★はぴねす!(ういんどみる)』 『☆ToHeart2 XRATED (Leaf)』
 『★夜明け前より瑠璃色な(AUGUST)』

(2/20 13:20 そろそろ『むすんで、ひらいて』プレイさせてくださいorz)

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ワンフェスがあったらしいですが

※ワンフェスがあったらしいですが、オーガスト作品関連での捕捉作業も今回はちょっと無理っぽいので、 常時リソース不足:センセイさんidoling life:kugoさんを足がかりにしてみてくださいな(汗)。

(2/19 2:45)




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一応、掲示板で生命反応はありますので(苦笑)

※いろいろ書いてるのがまとまらない状態なので、掲示板の住民状態です(汗)。  暫くは生息反応はそちらを~。

※ワンフェスがあったらしいですが、オーガスト作品関連での捕捉作業も今回はちょっと無理っぽいので、 常時リソース不足:センセイさんidoling life:kugoさんを足がかりにしてみてくださいな(汗)。

※で、先日のセンセイさんへの反応も一応準備中ですが、それに付属する(かどうかも良くわかんなくなってきてる) テキストがまとまんないのです(汗)。
 とりあえず、『シャッフル!』は去年放映のアニメ版と(コンプティーク連載の)コミック版を断片的に、 『それ散る』は体験版までをといった申し訳ない状態だったりします……。

星崎希望 雪村小町 芹沢かぐらたんver.3

(2/19 2:45)




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『あけるり』ドラマCD、4月より発売開始!

 (マリンエンタテインメント)
“凛々しいお姫様「フィーナ」を中心に描かれた物語はCDでどんな展開を見せるのか? CDだけの完全オリジナルストーリーをお楽しみください!”
“キャストはもちろん原作ゲームのまま、さらにジャケットは原画べっかんこうの描き下ろし!”

『夜明け前より瑠璃色な~Fairy tail of Luna~ #1』
  2006年4月21日
 【初回特典】B2告知ポスター
 【特殊特典】CD-EXTRA仕様オリジナルPCデータ収録

 全6巻
※『はにはに』の時よりもボリュームが多そうですな。
 フィーナ姫がメインでのオリジナルストーリーという事ですが、 さすがに原作のストーリーでのラストは当然……でしょうから結末までの流れは基本的に変えられないでしょう。 なので一応原作を根幹としつつ、そこでは描かれなかった部分を追っていくんじゃないかなぁと予想します。

 買うかどうかは……まずは予算、それから内容次第かなぁ。
 個人的には肩の力を抜けるオーガストラジオみたいな、 他の作品とクロスオーバーするドラマCDの方が好いかなぁ。 オープニングコールをカレンさんとリースが歌うとか(苦笑)。

(2/17 23:30)

“ドラマCDは全6巻のリリース予定で、 1枚ごとに異なるキャラクターをフィーチャーしたものになるという”
 (電撃G-netの記事より)
※あ……メーカーの紹介ではさすがにキャラクターごとにドラマCDが出るなんて読み取れないですよぅ(汗)。
 という事で、これは第1巻だとフィーナ姫をメインに置いた追加エピソードって感じになりそうです。

 そいえば……達哉のキャストは誰なんでしょう? 結構重要ですよ。

(2/20 15:40)


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