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ARIA)
OHPは3月30日13時頃に公開開始してます。
『夜明け前より瑠璃色な~Brighter than dawning blue~』
コンシューマー 機種不明 ADV 2006年
原画:べっかんこう/シナリオ:榊原拓、内田ヒロユキ、安西秀明、ほか
・PCソフトの移植(オーガスト)
・ARIAはオーガストスタッフの製作スタッフによって設立された新ブランド
・ヒロイン2名追加
「遠山翠」
PC版のサブキャラからメインヒロインに昇格
(髪型がポニーテールに変更)
「エステル・フリージア」
クールでシリアスな月教団の司祭
(以上、ゲーム攻略への道:NEKOx2さんより)
(情報が掲載されている雑誌)
・電撃G'sマガジン5月号
・電撃姫5月号
・メガミマガジン5月号
(関連記事より)
『電撃G'sマガジン』3月号《2006年の美少女ゲーム&アニメはこうなる!》
“(2006年は)今までとは、少し違った形での展開となる予定です。近日中にはご案内できると思いますので”
『電撃姫4月号』
フィーナ姫 “来月にも大きなニュースがあるみたいよ。何かしら”
ミア “何でしょうか……?”
『テックジャイアン5月号』《でべろっぱぁずふぃーるど》
“水面下で進行している企画についても、近いうちにお伝えできるかと思います”
※4月1日より早々に情報を店内に掲示してたり(苦笑)。
やっとこちらの事に触れる事が出来ます~。
今年に入って間も無い頃から、オーガストはメディアを通じて「少し違った形での展開」を予告してました。
既にコミック版は
くじらチャンネル:脳みそホエホエさんが『電撃大王』誌面で連載中ですし、
小説版とかドラマCDの予定も出てます。そして先月末のパーフェクトビジュアルブックもリリース。
そうなると、残る展開はコンシューマ化やアニメ化が予想の範囲……ですよね?
だから、今回のオーガスト自らによるコンシューマ機への移植と、
その為のコンシューマ専門ブランド「ARIA」設立は、かなり予想外な出来事でした。
現在、親元会社が同じでPCアダルトとコンシューマで別ブランドを持つメーカーと言うと、
Leaf/
アクアプラス、
それと
千世(何時の間にかコンシューマは有限会社クロンに分割されてました…)、
TAKUYO(一般向けのPCソフトとコンシューマ)、
ぐらいじゃないかなと思います。
それ以外のメーカーの場合は、コンシューマ向けソフトを開発する機材の調達・運用への時間的・金銭的負担、
移植作業に費やすよりも次回作に取り組みたい、
それから恐らくは販売ルートの確保(流通とか)まで視野に入れる必要があるなどの理由から、
移植作を専門に扱うメーカーに移植を依頼する形となってます。
というかほとんどは移植専門メーカーがPC版メーカーに(早い時期だとPC版制作時期に)声をかけて移植を提案している流れみたいで、
PC版メーカーからの提案はタマにしかないんじゃないかな(してくれるところを募集していたメーカーもあった記憶が)。
追加素材(差し替えのCG・シナリオ、追加要素、販促素材)の提供と監修を行う他は、
開発や流通ルートの確保は移植メーカーが担う事となる為、
PC版メーカーの負担は保持する技術的範囲内(追加素材のような内容)ぐらいで済むかと思う。
また一作品のキャラクター素材は発売後1~数年も支持を維持できれば良くて、
その多くは1年も経つと記憶が薄れてしまいやすいというように、
作品数及びキャラクターの増大と生き残り競争が激しくなっています。
そんな状況なので、PC版メーカーにとっても折角手間隙かけて開発したキャラクターに更に付加価値を付けられる事は、
キャラクターコンテンツの運営上、大きなチャンスです。
他にも、PC版で遣り残した事とか後から思いついた事、
PC版ユーザーからの要望をコンシューマの制約の範囲で実現したいという思惑も、
やはりあるみたいですね。
移植自体は、オリジナルのPC版での取りこぼしを補える機会でもあり、
キャラクターコンテンツの延命という意味もあることから、
PC版メーカーにとってはプラス要素があります。後はコストの問題。
(それと移植についてのライセンス的な契約の問題とか利益の配分なんかもあるみたいですが)
オーガストによるARIA設立と自社による移植作業というのは、
つまりは追加要素の他に開発環境の整備と流通ルートの確保などを負担する事も意味してます。
かなり厳しいハードルがあるにも関わらず跳び込むという事は、
チャレンジではなく目標を達成できる自信を持ったという事ではないでしょうか?
もちろんOHPでのコメントにもありますように
Alchemistによる移植という
「経験」を積み重ねてのもの。
ウチ的にはそういった決意を応援していきたいと思います。えっと公私混合でデス(苦笑)。
こういう時、コンシューマギャルゲのコーナー販促も担当してて良かったなぁと思う(爆)。
で、この開発環境などですが、一作品だけで使い終えるのは勿体無いかなぁとか思うけど、
どうなんでしょう?
ただ、アクアプラスにしてもPS・PS2・X-BOXのソフトはそれぞれ一作品しかリリースされてないから
(PSPはまだ数点開発中。PS2も共同開発で『うたわれるもの』を制作中)、
一作品出せれば元が取れるのか、開発経験そのものがコストを補えるのか、
その辺りは現場にいる方じゃないと判らないと思うし、表に出ることもないでしょう。
もうひとつの心配事はやはり、オーガストの次回の作品の発表時期ですよね。
でも、『あけるり』も『はにはに』から2年ほどかかり、
その間に『オーガストファンBOX』が出てますから、
それと同じサイクルだと思えば良いのかもしれない。
それに去年かぐらいにスタッフの募集もありましたから、
コンシューマの開発ラインだけでなく別のラインなんかも育成しているのではないかなぁとも。
(4/4 12:40)