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2006年10月14日 (土)

ウチでの情報の禁則事項の解除条件

※仕事柄、ウチには例えスクープネタであってもニュース性あっても、ネタとして美味しくても関心あっても、処事情で記事にしなかったり解禁待ちしたり確定待ちしたり、墓穴まで埋めるような禁則事項的情報があります。

だから、告知を前提としたチラシ、ポスターなどからの情報についてなら(解禁日指定あればそれに従って)記事化する事を原則としてます。あとは禁則事項が権利あるメーカー側から解除されればですね。

ちなみに夏コミレポは禁則事項でけっこうカットしてます(苦笑)。

一応この禁則事項は以前触れた話ではあります。

では今から出勤〜。

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広島現代美術館 『造形集団海洋堂の軌跡』展

 (造形集団海洋堂の軌跡 公式サイト)

JR広島駅南口側の地下通路ショーウインドにある
現代美術館のコーナーにて

広島現代美術館 10/1~11/26

※午前中に一度出勤してエロゲコーナーのメンテとか12/15発売が決まった『戦国ランス』の予約券を作成したり、 商品データを作成した後、昼過ぎに広島駅前電停発の比治山下経由広島港行きの 広電353(Wind電車と同タイプ)で向かいました。
 比治山下電停下車です。

 そこから山登りして広島市現代美術館に到着してます。 ここ来たのは……実は初めてか(10年以上前に行った気がするんだが)。


 今回の企画展は、「食玩など」「1970年台までの海洋堂の軌跡」 「1990年以降」「各造形師について」という感じに部屋が分かれてます(各部屋の正式名はメモしてないので……)。
 なお、造形集団海洋堂の軌跡 公式サイトにあるバーチャルツアーでも雰囲気は見れるかと。


【食玩など】
 エントランスでケンシロウ(北斗の拳)の等身大フィギュアのお出迎えを受けた後、 最初の展示スペースへ。目の前には、氷山にあふれんばかりのペンギン(食玩)の群れ!!
 ティラノサウルスや大魔神の大型造形の他、村上隆氏のキャラクターの食玩が海外の色々な限定版を含めて展示、 また飛行形態に変形する美少女フィギュアの組み立て前のものも。

 そしてこのコーナーで圧巻なのは小さなブロック状のアクリルケースに一つづつ収められた数多くの食玩でしょう。
 陸海空古今東西の生物から妖怪、古き良き時代の日常品から北海道・東北・九州・沖縄の物産品、 World Tank Musiumに手塚作品に不思議の国のアリス、ヘルシング、北斗の拳にラブひなまで。
 食玩という小さなフィギュアにも関わらず、緻密さや種類の多さ幅広さはまさに最初に触れたように圧巻です!  ここだけでもひとつひとつ眺めるなら凄く時間を忘れられます。

 その他、大型クリアケースいっぱいに食玩のパッケージが色々と詰められてます。 それだけでも如何に膨大な種類の食玩が出たかが伺えますね。

 次の企画室までの通路には、食玩が出来るまでの全ての行程が分かりやすく展示。 彩色だけで30人ぐらいの人の手を介するんですね(一人一人、特定の箇所の塗りを行う感じで分業化)。

 また、海洋堂の社屋に大魔神の像が鎮座するまでの紹介も。


【1980年台までの海洋堂の軌跡】
 いきなりかなり大きく精巧な帆船の模型が。
 自分はかなり意表を突かれたんですが、海洋堂は最初はプラモを扱う下町のおもちゃ屋みたいな所だったんですね。 ただ、看板での謳い文句からはかなりポジティブなイメージを普及させようとし、 頻繁に展示会とかプラモ教室のようなイベントを開催し雑誌を作るなど、類を見ない積極的な活動だった様です。

 1980年代に入るとバキュームフォームキットやレジンキットを幅広く手がけ始めてます。
 特撮ものとかゴジラなどの怪獣、ジェイソンやフレディ、エイリアンなど映画作品もの、 そして『ナウシカ』や『ルパン三世』のものまでここで多数展示されてますが、 中には「ラムダと小山田マキ(ルパン第2期最終話「さらば愛しきルパンよ」より)」や 「峰不二子(「死の翼アルバトロス」)「ロンバッハ(同)」など見た事のない造形物もありました。(次の展示室にはカリオストロ城のモデルも展示)

 その他、中央には「宮脇コレクション」という山積みされた膨大な量の古いプラモの箱が集められてます。 (バーチャルツアーに写真があります)


【1990年以降】
 恐らくはこの辺りからの方がご存知の展示物が増えるのかも。

 憶えてるだけでも、『エヴァンゲリオン』『セーラームーン』『ラブひな』『ファイブスター物語』 『パトレイバー』『北斗の拳』『ドラゴンボール』など (目録では『きまぐれオレンジロード』『銀河お嬢様伝説ユナ』『レイアース』 『ときめきメモリアル』など)のキャラクターが無数にありました。

『スターウォーズ』や『ローレライ』『ゴジラ』といった映画作品のものや、 『人形劇三国志』、そして雑誌『ファミ通』の表紙に時々登場するフィギュアの実物もありましたね。

 と、ここまでは2004年から全国巡回している企画展であるため少し前までの作品ばかりでしたが、 別の一角にはこの1年ぐらいに出た西E田さんのイラストを元に立体化したANAのスチュワーデスコレクションが集まり、、 常時リソース不足の先生さんも買った海洋堂リボルテック『Vol,10 イングラム一号機』と 『イングラム二号機』、『レヴィ(「ブラックラグーン」)』などの近日発売のものもアクションポーズを決めて置かれてるコーナーもあります。


【ワンダーフェスティバル】
 毎年東京では二回開催されている国内最大のフィギュアの祭典です。 これについても紹介パネルや『ワンダーショーケース』の展示などが行われ、 そしてここでは大型スクリーンを使って映像も流してました。

 『DAICON4オープニングアニメーション』(3分版)
 『造形の祭典ワンフェス 紹介ムービー』

『DAICON4』については権利関係が絡みまして再編集されたものとなってます。
 テレビドラマ『電車男』のOP曲(このOP映像自体、「DAICON4」をオマージュしたものだと思われる) に乗って、空飛ぶ剣にバニーガールが飛び乗り、分裂した剣が都市を破壊し、 そこから天地造形、緑化を一気に成すという筋書き……でいいのかな?  破壊と創造をテーマにしたとも時代転換を隠喩したとも受けとめられますね。
 後に自分が好きな映画『王立宇宙軍』を手掛けただけあって、 髪のなびき方や破壊映像の細やかさは20年前の古い映像でありながら、 (色彩がちょっと古びた印象ですけど)今でもまだ通用しそうな作品です。
 ウチの見る目がないとすれば、 広島では『涼宮ハルヒの憂鬱』以外最近のアニメが滅多に放映されてなくって目が肥えてないからだと思ってくださいorz

『ワンフェス紹介ムービー』では、会場での様子や様々なフィギュア、 コスプレイヤーの画像映像の膨大なカットを連続して繋げており、 まるで『王立宇宙軍』終盤に流れる人類史の様な圧倒感、映像の洪水となってます。
 余りに膨大過ぎて、何があったかというと美少女ゲーム系のしか憶えてないorz
 ちなみに『鳴風みなも(Wind)』『魔女っ子アラモード』『ちよれん』 『LOVERS』『週刊わたしのおにいちゃん』などのフィギュア、ガンダムMk-IIのコスプレとか、 けっこう仮面とかしか具体的に憶えてない。ともかく覚える暇もないくらいの映像量です。
 ……上記しか挙げてないので微妙に受けられると思いますが、 総じて全ての造形物は平等に存在している(機会的な意味合いで)と感じました。
 いやエロゲ物以外の造形物が今はスポーツカー以外思い出せなくって(汗)。

 それと、実は自分、映像でワンフェスの様子を見たのは初めて。 だから東京ビックサイト西館のアトリウムまで使って販売されていたり、 ブースのスペースなど、同人誌の祭典コミケとは違うんだなぁという印象を持ちましたね。

 この【ワンフェス】コーナーではショーケースいっぱいに『ワンダ&リセットのおしゃれ泥棒!』が満員電車並の密度で集まっていたり、 『ワンダーショーケース』では『WHITE ALBUM』の森川由綺と観月マナ、 『行殺(ハート)新撰組』の近藤勇子なんかも展示されてました(笑)。


【各造形師について】
 ここまで展示された造形物を作った原型師の方々の紹介と、 手掛けた作品が展示されているコーナーです。どういったものを専門とされるか、 どのような作品なのか、どういった意外なものを手掛けているのか等など良く分かる様になってます。

 鯨から恐竜、動物まで繊細な造形を成している松村しのぶ氏、 アニメの瞳の塗り方の流行を追った感のあるボーメ氏の造形。 大嶋優木氏の『新横浜ありな』とか『週刊わたしのおにいちゃん』『リカヴィネ』 『リセヴィネ』なんかもこちらで展示されてます。 そして自分は『マクロス』の食玩で初めて耳にした「山口式可動」というアクションフィギュア(の間接構造技術) を考案した山口勝久氏や、アールヌーヴォー調とか幻想的な雰囲気の作品がある村田明玄氏など、 ここだけでも海洋堂が扱うジャンルの幅広さ、造形師個人の技、意外な作品など見る事が出来ます。


 最後に16分ぐらいでまとめられた造形の様子を映した映像があったんですが、 時間の都合でそのまま出口に向かってます。時間なくって常設行けなかった……。
 ショップにて今回の展覧のカタログを購入し、会場を後にしました。


 造形物ひとつひとつが緻密で、自然科学からSF、想像のものまで幅広く取り揃えられている、 全てを見尽くすには1回の入館ではちょっと足りない気がしてますので、 また足を運んでみたいなと思います。
 広島では国際アニメーションフェスティバルといったイベントもあるのですが、 この『海洋堂の軌跡』展はそれよりもよりオルタナティブな (強いて言えば芸術よりもオタク寄りに大きく位置する)位置付けにあるものを扱った事から、 異例とも驚くべきとも言える美術展となったかと思う。 地方の辺境の街にはもったいないくらいの企画展です。

 広島は11月26日までの開催で、次回は福井県で来年3月からだそうです。
 もし東日本や関西方面での巡回まで待てなかったり、既に見たけどまた見たくなったと言う方がいましたら、 呉の大和ミュージアムとセットで広島へ旅行に来てくださいませ~。

(10/14 1:50)



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