“jewelry days”は「ハピコア」というジャンル
(雑誌『BugBug』07年3月号《美しょゲークリエーター列伝》第2回 榊原ゆいさん)
“1stシングルの『jewelry days』の時なんですが、この歌はハピコアっていうカチャカチャしたタイプのジャンルなんですけど”
※「ハッピーハードコア(ハピコア)」wiki
※“jewelry days” 『オーガストファンBOX』主題歌
※LOVE×TRAX(榊原ゆいさんのオフィシャルサイト)
※連載《美しょゲークリエーター列伝》は『BugBug』の2月号より始まったコーナー。前回(第1回)は『パルフェ』の丸戸さんでした。
※1stシングルである『jewelry days』の表題曲が榊原さん自身が上記のコメントに続けて “これ(ハピコアな曲)がみなさんにあれだけ受け入れられるとは思ってなかった”と述べた様に、思った以上に受け入れられた事が最初のきっかけとなって、 “素を出してもいいんじゃないかな”と思うようになったそうです。
その試みが3rdシングルの『Eternal Destiny』のジャケット写真と、素の声でのラジオのトーク。
『Eternal Destiny』も『jewelry days』と同じ作曲の方だからジャンル的にこちらもハピコアなのかな(それを取り入れつつ構成で緩急つけているとか)。
個人的にはかねてより電気グルーヴや初期のテイ・トウワ氏、更にはYMO(再生した第2次ブーム期に)や『RAVE RACER』までの『リッジ』シリーズの曲まで聴いていて、『テクノドン』発売直後に理解できなかったリズム曲も10年を経て聴けるようになったように、エレクトロポップというかテクノっぽい曲に馴染んでいる下地もありました(一時はaのつくごく一部について量産できる音楽みたいに見てましたが)。 ですので『jewelry days』はリズムもノリがよく歌詞も特に2番目の“あなたから生まれるその言葉はどれも……”という歌詞が好きなので今でも好きな曲ですね。という訳で榊原さんが思った範囲内の側だったのかも。(『jewelry days』については曲の締め方がパンッと途切れる点で賛否が分かれていたような……ウチはOKでしたが)
またそれ以前のキャラクターを知らないのですけど、榊原さんの素の状態というのは現在配信中の 『はぴねす!』のネットラジオ(音泉(金曜日分))でのご本人部分ということでしょう。いやあれは神坂春姫との境目がよく判らないというか……今回のインタビューでも “『はぴねす!』の春姫ちゃんは自分みたいになってます”と言っちゃってますし(苦笑)。
この《美しょゲークリエーター列伝》のインタビューでは、新人発掘オーデションでの事とか美少女ゲームでのデビュー作『アルバムの中の微笑み』に始まる声優というお仕事での努力話とか得手不得手、昨年のバースデーライブにNHK紅白歌合戦の(バックダンサーとしての)出演!などなど3ページに渡ってぎっしりとしゃべられてます。
あと今年は夏に“オリジナルを2・3曲収録した3rdアルバム”がリリース予定の他、 ふぁなさんなどオーガストファンも多く足を運んだと言う 26曲も熱唱されたバースデーライブのDVDやプロモーションビデオ集のDVDを出したいとか。また“今年は春にツアーやる予定です”なんだそうですよ~。広島にもカモ~ン!
※丁度『あけるり』の音楽関係での記事となったのでこれも改めて取り上げてます。
『夜明け前より瑠璃色な』のPC版初回版同梱のアレンジCD『Biosphere 3』は砂原良徳氏の「新宿都庁跡に出来た東京地下空港からハワイまで大気圏を越えて飛ぶ超音速旅客機で旅行する」というイメージコンセプトアルバム『Take off and Landing』に見られるようなラウンジ系(それも宇宙旅行な)の雰囲気があると個人的に思ってます。
(2/8 2:45 購読誌を『姫』から『Bug』に換えてみました)
※今回初めて知った「ハピコア」はロッテルダムテクノからの派生だとのことですが、『リッジレーサー』の名(迷?)曲“ROTTERDAM NATION” というロッテルダムテクノ系の賑やかな(カチャカチャした)リズム曲のようなものに明快さ(若しくは文字通りのハッピー)のエッセンスを瓶ごと煮込んだものと理解すれば良いかな(苦笑)。
(2/8 23:59 ちょっと追記)
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