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2007年4月 2日 (月)

『遥かに仰ぎ、麗しの』 分校編を読了

※『遥かに仰ぎ、麗しの』は夕方に邑那編のエピローグ手前まで進行し、 (飯と風呂の後)先ほど読了。これで分校編は完読した事になります。
 つかこれはギャルゲじゃねぇよ(苦笑)。

 分校編ではこの邑那編をラストにした方がいいというアドバイスは確かに正解でしたな。
 とはいえシナリオのメインヒロインだけ核心に踏み込み、 アザーズは断片的に事が進展したことだけが判るようにして、 大筋では3人それぞれのシナリオ間で配慮がなされてました(唯一、 一人だけは邑那編を先に終えてしまうと印象が微妙になってたかも)。


 仁礼栖香・相沢美綺とこの1週間順調に消化。 ここ1年でももっとも快調にゲームを進行出来たように思える(以前だと仕事とか原稿とか更新とか、旧パソでは15分でフリーズしたとか複合要因)。


 一人クリアするごとにそこでメインとなった謎・問題が明解・解決し、 そしてその物語の中で別の謎が上手く浮上してくる。
 これは舞台背景についてそれなりに専門書を元に綿密に組み、 恐らくはかなり細やかな関係図をスタッフの方が用意したのでは。 とにかく背景の根幹がしっかりしているからこそ、 真相を明かすタイミングやその公開レベルをそれぞれのシナリオでコントロールできたんだと思う。
 ここまで計算されたと言えるようなシナリオを持つ作品と言うと、 『ひぐらしのなく頃に』『バルドフォースエグゼ』などが念頭に浮かびますが、 ここ最近余りゲーム本数をこなして来なかったから『ひぐらし(祭囃し編)』以来だと思う。 (『あけるり』は各ヒロインが個々に負う問題を解いていくという構造)

 そいえば、これって司せんせいが存在しなくても3人それぞれ良い結果に至っているような気がしますな(司先生自身の認識とは別で)。
いや一応、何処においても先生は3人を良い結末に向かわせるシャフトの一部となり、 それぞれのヒロインに何らかの潤いを与えるような支え、 そして直接手助けし「最良」の結果へ一緒に歩むという意味では、居なくても同じ結果だと言う訳ではないですが。

 本校編を残してますのでまだ断言はしませんが、この作品の登場人物は (現時点で1人……坂水先生も居たな…を除いて) 世間的な見方では「悪意」を持つような姿であっても、 別の見方ではそうでもない面も見えてくるなぁ。だからそのギャップもあって個々に存在感があるなと。

 そうそうもうひとつ(最初の一言がこの点ですが)。これは学園物(主人公が教師)なんですが、 同時にファンタジーでもある。しかし大抵と言うか多くはSFとか異世界、魔法世界、 伝承伝奇を背景とする作品である中、「政経関係」をファンタジーとして組み込んだ学園なんて余りないんじゃないかなと思うんですが。
(『処女はお姉さまに恋してる』は主人公の男の子がお嬢様学校に入るという点では異世界ファンタジーなんだけど、 旧華族とか財閥とかが背景にそれなりに絡んでいると言う点では「政経関係」的部分も持つ作品だったと思います)


 ともかく、11月の発売以降、『遥かに仰ぎ、麗しの』がどうして未だに支持を集めているか、 この分校編を終えてみて良く判りました。
 立ち絵も細やかに動き、シナリオも上記のように綿密であり、盛り上げる部分もしっかり押さえ、 自分が思う限り破綻した部分はないです。あらゆる部分で丁寧な作り。 エロゲ担当的にはただ今欠品しているから明日にでも追加発注しておきたいなと思うぐらいです(苦笑)。 とりあえず未だにコーナーに貼っているミニポスター群はもう暫くは残しておこう。

 そんなわけでもう何日かはプレイに集中したいです。まあそう上手く事が進まないとは思うが(苦笑)。 ただ本校編は分校編とは色々と違うらしいので、 半分で絶賛した後だけにどうなっているのかやや不安ではあります……。

(4/2 21:45 夕方に書いたのは飯の時間推してて途中だったのです)



※(追記)一方では味方だと思った人物が他方では猫を被って味方をも騙したという事で裏切られたと言う面が強く出てしまいましたが……しかしながら上記した好意的に転じた人物と同様に「表」と「裏」が一体であったにすぎない。だから一概に「悪」だとして態度を示すのは改めて考えると気が引けますな。坂水先生は……外道ですが(爆)。

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