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2007年5月 8日 (火)

月刊オーガスト予定表の作成終了のお知らせ

 (4月・5月のオーガスト・ARIAの予定表(4/2版)←これで一区切り)

※毎月出してましたオーガスト予定表ですが、 電撃G's誌面通販での数種類(1種類は原作の絵柄)だけしかテレカがないという事から、 以前のように「複数の雑誌での応募締切日を忘れないようにする」という本来の役目をほぼ終えましたので、 先月に公開しました予定表をもって一区切りとします。
 また締切日に追われそうになったら復活すると思う(苦笑)。

 で、そもそもいつから始めたかを把握してないんですけど(昨年の10月頃から?)、 その間の戦果は……テレカ20枚近くデス。
 うわぁ(麻衣的ダメ出し溜息)。

 なお、予定表で盛り込んでましたオーガストヒロインのお誕生日やデータ情報についてはAugust Doujin Data BaseのTakashi EndoさんSt.Aquariusの水上透さんが以前から取り扱ってますので、 無理にウチがしなくても良いでしょう(そもそもお祝いフォロー出来てないですし)。
 新商品情報については定期雑誌以外は表サイトの横にウチの個人的リストがあるから、 ウチ的にはそれがあれば良いと思う。

※というか夏コミ原稿モードとなる関係で肩の荷を減らしたいからなんですけどね(苦笑)。
 代わりに《今日のフォアテリ》での『フォアテリ』情報整理については、 雑誌で掲載された新情報を中心に今後ともがんばって追加していくだけでなく、 時間があればとか言いたい事があれば超私見でコメントしていきます。

(5/8 23:05)



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水着姿なんだけど濡れて張り付いたTシャツが危険直球な麻衣シスター

 (希望する方は元井広夢さんの部屋での同志募集に参加してみるとか)
硫黄泉:zenkoさん 麻衣フィギュアを製作された原型師様

(関連)
常時リソース不足:センセイさん 5/5付「WHF有明16レポ」
時の棲む森:早坂さん「WHF有明16レポ」(5/5付)
※と、センセイさんのレポで見た感じではあの「スク水ほなみん」フィギュアと表情の描き方が近いかなとは思ってましたが、 まさかドンピシャだったとは(苦笑)。

 過去には『秋色恋華』の新山 葵・戸倉真由、『はぴねす!』神坂春姫など「PVC着色済み完成品」市販化がなされてますから、 これは確かに期待してみても良いんじゃないかなぁと思えてしまいます(苦笑)。
 特に『あけるり』の市販フィギュア自体、 雑誌付録という企画もあったものの『はにはに』でのアイテム数と比べても少ないですから、 今回のように各所で希望の声が飛び交ってますから(笑)希望の声が集まれば奇跡が起きるやも?

 合わせて「体操服フィーナ」(ギャラリー参照)も揃うといいかな。

(5/8 23:05 仮に市販化決まれば即予約する覚悟なのでメンバーに参加してみました)



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映画『秒速5センチメートル』

映画『秒速5センチメートル』を見に、広島・鷹野橋のサロンシネマへ行ってきました。

 見ましたのは13:35からの回ですが10~20人ぐらいいたかな。『ヱヴァンゲリオン』や北野武監督のハチャメチャな次回作などの予告に続き、 タイトルが映写されよいよ開始。

 以下はネタバレというか自分の読解ですので、他の方の印象や作者の意図とずれているかもしれません。


 第一話『桜花抄』は、最初は手紙のやり取りというナレーションと日常生活的な映像という配置に これまでとの作風の違いがすぐには感じられずちょっと戸惑いましたが、 主人公の少年・タカキの日常の積み重ねや今も尾を引いている過去の淡く苦い思い出という下地が、 その後のアカリとの約束までの物理的にも時間的にも精神的にも長い旅路の重みを高めたかな。 抗いようもない事に蝕まれていく心とも。
 約束よりも果てしなく遅れたにも拘らず彼女が約束の駅にいた事がこのエピソードに幸福感を与えました。 けれどもその数日後には今日背を伸ばして越える事が出来たものよりも遥かに大きな壁、 それこそ思春期の少年にはそう易々と物理的にも時間的にも越えられないものが立ちはだかる訳ですが。

 第二話『コスモナウト』は、タカキが鹿児島・種子島に転校してから。
 こちらではサーフィンで波に乗れることを目標とする花苗がそこでのヒロイン。 そうして目標を節目にタカキに告白しようと思うのだけれども、 タカキが優しく接してくれるがその見ているものは違う何かだと悟ってます。 花苗との間には心のすれ違いが生じたという事なのですが…… その頃のタカキ自身はあて先のないメールを打ち続けていた。

 そして第三話『秒速5センチメートル』は、 誰もが大人となりそれこそ物理的にも時間的にも超えるだけの力を手に出来る、 そんな力を手にしている筈なのに、アカリではなく別の女性と付き合っていたが、 その間でも「1000回メールをしたのに、距離は1センチしか縮まらなかったようにしか思えない」 となじられるように身近にある人との心の距離でさえ越える事が出来なかった。
 そうではなく越えようとしていなかった。
 日常の忙しさに没頭して過去の思いを失っている事に気付き、 そして思い出の踏み切り前で彼女の幻影を見失った瞬間に決定的な過去の終わりを迎える……。


 ラストシーンが取り返しのつかないぐらい決定的な終わりであるにも拘らず、 過去の時間的な物理(距離)的な、そして精神的な断絶感と比べて悲観的な雰囲気がないのは、 タカキ自身が見失ったものを思い出す事が出来た事と、その過去を振り切り、 そしてその過去に乗り越えようとしてきたように 「自ら」をやり直せるだけの未来が続いているという希望を示唆しているからでしょう。

 過去は今よりも大切かもしれないが過ぎ去った思い出で決して取り戻せない。
 本作ではフォトリアリズムのような極限の写実で映像(アニメ!)を描かれているのですけど、 特に第1話での旅路の実写的な映像美は、 それがリアルであればあるほど第3話における今と同じ価値を与えていると感じました(均等に描く必要性とも)。
 山崎まさよしさんの“One more time, One more chance”に乗せた過去の思い出なんかは、 社会人となって一端見失った「思い出」が色あせずより一層の価値に至らしめている。 ただしそれは気付いた瞬間にだけ輝いたもの。

 過去の2作はSF的要素を絡めて、 そこにある二人だけのセカイの歩みが外の世界の歩みに引き摺られつつも、 その流れとは別の二人だけのものとして描かれていたのですが(子供の抱く「何でも出来る万能さ」のイメージ)、 この『秒速5センチメートル』ではその対極として、 日常の社会を舞台にまだ弱い二人のセカイでは外の世界には抗え得ないという挫折を示した上で それでも未来に続く事が出来るというのを描きたかったんじゃないかなぁと思う。

 ……違ってたら怒られそうですが(汗)。

 山崎まさよしさんのあの曲は実は今の今までその題名すら知らなかったのですが、 時々なにかで耳にするたびにその歌い方も相まってなんともいえない切なさを覚えていました。 本作では第1話でのBGMに第3話での過去の思い出にとその感傷をより強く感じましたね。

 過去2作ではそれこそ無尽蔵の何かを感じたものですが、 この『秒速5センチメートル』は見た後の帰りに思いつめた最初のものはというと世の中の狭さなのかなぁ。 自らにおける閉塞感と重なる部分もありましたから(社会人における閉塞感?)。
 読み解いて見てやっとその先の希望のようなものを見出したという……。

(5/8 1:00)



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