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2008年4月 9日 (水)

『フェルメール展』 08年8月2日より東京都美術館で開催

 (フェルメール展公式サイト)
【フェルメール展】
 2008年8月2日(土)~12月14日(日)

 フェルメール作品《小路》《ディアナとニンフたち》《ワイングラスを持つ娘》《リュートを調弦する女》 《マルタとマリアの家のキリスト》《絵画芸術》 と個人コレクター所蔵となっていた《ヴァージナルの前に座る若い女》 が展示。

東京都美術館
 東京都台東区上野公園8-36
 JR「上野駅」公園口より徒歩7分
 午前9時~午後5時、金曜日は午後8時 月曜休室

 一般入場料 1600円(当日券) 1400円(前売り券)
※ちょうどコミケで上京する時期だからちょっと見に行こうかなぁと思ったら月曜休館ですかorz(コミケ4日目に立ち寄ろうと思ったの)
 例年2日目から参加なのですけど、もし見にいくならコミケへは初日(8/15 金)に参加して(夜行バスから直で行けるから)2日目(16日 土)午前に展覧会に行くか、 若しくは初日15日に『フェルメール展』に先に行くしかないかも。18日(月)が臨時で開館となるかどうかはお盆中だから微妙ですよね(汗)。

 とりあえず手元には『BRUTUS 「君はフェルメールを見たか」』(1996年8/15・9/1合併号)という資料があるんで、 会場にもそれを持って行くでしょう。 ちなみに資料では《リュートを調弦する女》は「窓辺でリュートを弾く女」となっている(調弦が正解)。


 今回初公開の《ヴァージナルの前に座る若い女》は同じ題名の作品が別にある(『BRUTUS』にはそちらが掲載)のですけど、 色々と真贋が争われたりした作品だったようです。
“近年の科学的研究により、この作品が描かれた手法がフェルメールの手法と完全に一致することが証明された”
“比較的に粗雑なカンヴァスは《レースを編む女》が描かれたカンヴァスの縫目と非常によく似ており、 これら2点の作品の支持体がおそらく同じ布地から切り取られたものだということが分かる。 下地の構成もフェルメールの独特な方法に則っている”
“非常に高価で、深い青の原料となるほとんどフェルメールの作品にしか使われていないウルトラマリン(ラピス・ラズリ)――が、この作品の作者を裏付ける強い証拠となっている”
 (フェルメール展 トピックス4/8付より)

“本作品の存在は1904年から知られていたが、長年模作または贋作と見なされていた。専門家による鑑定の結果、キャンバスと絵具が17世紀のものであることが明らかとなり、フェルメールの真作と見なされるようになったのは2004年のことであった。そして同年のサザビーズのオークションに出品されて一般に知られるようになった”
“フェルメール本人の作品であるかどうかについては、なお疑問とする意見もある”
 (フェルメールの作品 Wikipedia 作品写真あり)
※雰囲気的にはフェルメール作品らしい感じ(表情の輪郭や陰影が写実的過ぎる?)もしますけど、 画材といった結構微妙なポイントで真贋が一応証明されているみたいですね。

※しかし昨夜にNHK BS『マンガノゲンバ』 で伝説的キュレーター藤田玲司が活躍する『ギャラリーフェイク』を描かれた「細野不二彦」氏が登場してたので、 その翌日に今回の展覧会の存在を知るとは思わなかったなぁ。
 番組中でもフェルメール作品が登場する「ターバンの女」というエピソードが紹介されてました。
(そいえば大学在学中に福岡で見た『佐伯祐三展』もこのマンガで関心あって行ったんでした)


※ちなみに『MASTERキートン』と『ギャラリーフェイク』の影響から進学志望が本来「学芸員・考古学・修復学」だったのですが受験で落ちたので、 「法学部」にて国際法とか外交史、国際関係論(中央アジアエネルギー問題・東欧の共産政権のドミノ的崩壊)と一般国内法を一応勉強してまして、 で、社会生活では一般法以外は役に立たない知識となってしまったのでしたorz

(4/9 10:55)



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