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2008年10月11日 (土)

「さくらシュトラッセ」本『Chrryblossom』

 (合同サークル「宇宙色さち」)
『Chrryblossom』
 「さくらシュトラッセ&さくらんぼシュトラッセ」本

Chia'sへようこそ!:さあのちあさん宇宙色の:佐伯トウマさんの合同本
※先週開催されたというサンクリで頒布されましたこちらの本ですが、 とある御方より確保していただきまして昨夜着弾しました♪

 ……これはもっと色々な方に見ていただかないと犯罪ですよ~な内容でもう興奮です☆

 さあのちあさんの4コマは元となるネタが判らなくってもテンポよくオチがついてるのでどれも面白い。 特に2本目の最後の優佳さんカットは色々な部分(主にダウナー成分)が見えてきます(笑)。黒いオチは結構好みだからね。

 SU-37さんの考察は 原作未プレイという(申し訳ない)状態で読んでみても、 作品構成における良い所とか悪い所、人間関係の設定構築など物語創作論として読み応えがあります(ネタバレしますので注意)。

 ゲストの方も豪華!
 以前から『もしも明日が晴れならば』『さくらシュトラッセ』などの絵をサイトの方で描かれてました くるくるむーむの深山名月さんや 雪さん@水月ファンサイトの夏桜の初夏さんなどが参戦。
 特にイラスト比率からしてルゥリィ人気が高い…… ☆画野朗さん(!)のイラストは肩掛けにニーソの半裸というだけでも……なルゥリィさんなのに、 更に際どく黒猫の尻尾で隠してるからもう大変な危険球です(笑)。

 色々とすごい事になっていた『さくらシュトラッセ』本ですから交渉なんかも大変だったろうと思います。 中心となって動かれてたさあのちあさんに佐伯トウマさん、ご苦労様でした。

『さくらシュトラッセ』未プレイ(スミマセン)で『さくらんぼシュトラッセ』だけ夏コミで購入という 申し訳のない自分でも(ぱれっとでの4コマとかは見てますが) こうして楽しめたんだから、プレイ済みの方なんかはこれを読んだらより一層幸せなんだろうなぁ。
 なんとかウチもプレイする機会を得られればと思います……。

(10/11 15:22 『Garden』『てとてトライオン』と積みゲ増えてるんだけどorz)


SU-37さんのTwitterからブログ記事にリンク貼られてるみたいなんですが、何処から貼られているか、 というかTwitterの使い方が判らなくて探査断念orz どんな反応なのかガクガクブルブル。

“ 読んでいただけたのは嬉しいが、本編未プレイで面白いかアレ? 分からない”

 orz んなこといってたら部屋にある(ちょっと前の)エロゲ論壇関連の本出論じられてる作品の大半が未プレイですって(汗)。 元よりゲーム買わずにビジュアルブックを買ったりする事もあったし。 ネタバレはもちろん覚悟済みです。
(解説的なネタバレを事前に読んでしまう事よりもえちシーンが少ないって言われる事の方がイゼルローン要塞陥落級のショック)

『さくらシュトラッセ』は舞台が(個人的に余り舞台設定に関心なかった)レストランという事と 『フォアテリ』『Garden』と発売日が重なったから買い逃してましたが、 積みゲがますます増えてて大変な事になってるけど、なんとか確保したい……(プレイする事でより一層その解説が理解できるでしょうから)。 スミマセン『Garden』もまだ手が回らないです。 『クル☆くる』も止まってるし今月は『明日なな』出るし(これでも周囲に比べると買う数は少ないはず)。 この趣味ってホント大変……。みんなはどうやって時間作ってるんだか。

(10/15未明)



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修智館学院はいつから男女共学となったのか(推測)

 (関連 ハーヴェストノヴェル版『フォーチュン アテリアル 桐葉編』)

※ハーヴェストノヴェル版の『フォーチュン アテリアル 桐葉編』で掲載されている Pikazoさん(P-POINT)の4コマの中に、 「大正時代でも伊織が学院美人コンテストの司会をしていて桐葉が優勝」 というネタがあったのですが、その時代には
“日本では、明治時代以降、第二次世界大戦降伏の時期まで、就学前教育(幼稚園など)と初等教育(小学校、国民学校など)を除いて、「男女別学」が主流であった”
“尋常小学校の1、2年だけを共学として、3年生以降は男女別学とし、男子と女子とでカリキュラムも教科書も全く別な物とすることが、各学校に公立、私立の区別なく義務付けられたのである”
 (男女共学 - Wikipedia)
と国家レベルで決められていた事から「男女共学」はありえない、っと思って調べてみました。

 ちなみに『フォアテリ』の作品内では学園創設からの歴史についてはほとんど登場してない事と、 パーフェクトビジュアルブックの資料にも記載がない為、 いつから修智館学院が「男女共学」となったかの記述もありません。


 で、明治大正期には本当に「男女共学」はなかったのかというとそこは結局明確な回答は見つけられてないんですが、 別な形で近いものが今ある事だけ判明しました。その形態が「男女別学」というものです。
“男子か女子のいずれか一方のみを教育の対象とする学校のこと”
“男子と女子の双方が在学しているが、教室や校舎などが分かれている学校”
  (男女別学-Wikipedia)
 一部で教育の場だけ男女別にしている私立高があるらしいですが、具体的なものは見つけられなかった……。


 という事なのでここからは本当に都合いいところを集めただけの推測なんだけど(汗)
※大正期に男女共学はないものの、その地域唯一の高等教育施設であれば「男女別学」 として別々の敷地若しくは別々の校舎・寮に男女を分けて修学させていた可能性はありそう。
という可能性ぐらいはもしかしたらあるかもしれないです。
 上記の条件を完全に満たしませんが、少し調べたら東北地方地方都市の公立学校で創設時期は三十年近い隔たりがあるものの(終戦以前の創立)、 かなり近い所に名前がよく似た男子校と女子高が存在してました。 それ以外でも学校法人同志社が戦前より男子校と女子高を別々に運営しているケースもあります。


「修智館学院」の置かれている環境を見てみますと次の点が見られます。
■修智館学院は離れた所に2つの敷地を持つ。
■その前身の創設が江戸時代末期だった事もあって、島にある高等学校施設としては唯一のものと思われる。
■1888年に学費・寮費の8割を負担する奨学金制度を整備、1891年にほぼ全寮制に移行。
 この学院の特徴である「2つの敷地」の存在は、かつて「男女別学」で教育を行っていた痕跡かもしれない。 恐らく「男女共学」が解禁された戦後からは、同じ教育を施す為の効率化から 「前期」「後期」に分けなおした。といった推測です。
 2項目の島唯一と思われる高等教育施設という点については、 島という閉ざされた環境(限られた人口)にある事と修智館学院の存在から、 別の学校法人や公立学校が進出するような余地がほとんどないと言える。


 いや、その余地は本当になかったんだろうか。
 少なくとも公立の高等教育学校ぐらいは存在していてもおかしくない。 オーガスト作品では背景画に人が描かれてなかったり(主人公の関心の範囲外だから映ってないものとウチは推測) する事があるから、もしかするとほとんど関わりがない為に映っていないだけかもしれない。
 しかし……一番可能性が高いのはやっぱり千堂家の思惑によって全島民の学生層を全て集めようと意図した可能性だろうなぁ(苦笑)。 第3項の奨学金制度の創設なんかはその積極さを表わしていると思う。

■男性の吸血鬼の生息環境を用意する為に女子学生も必要とした(かも)。
■全寮制による閉鎖性。外部との接触の制限。
 千堂家の思惑(真の目的)は女性の血を得る点では伽耶も伊織も一致しているんだろうけど、 (世間を見聞してそれなりにリアリストでもある)伊織の方が快楽主義的思惑との両立を図りつつ、 楽しい学院の永続の為に関わっている事から、伽耶と伊織とは別の思惑でいるんだろうけど。


 まとめとしては(繰り返しで申し訳ないけど)
■修智館学院は離れた所に2つの敷地を持つ事から「男女別学」による運営が可能。
■その前身の創設が江戸時代末期だった事もあって、島にある高等学校施設としては唯一のものと思われる。
■男性の吸血鬼の生息環境を用意する為に女子学生も必要とした(かも)。
■1888年に学費・寮費の8割を負担する奨学金制度を整備、1891年にほぼ全寮制に移行。
■戦後の「男女共学化」から、2つの敷地を「男女共学」とした上で「前期」「後期」に再編された可能性
ということから「男女共学」ではなく「男女別学」で戦前の修智館学院は存在していた事は推測できますね。 更に踏み込むと、千堂家の真の目的を考えるともう創立段階から「男女別学」での運営だったのかもしれないです。  で、命題にあった「男女共学」化の時期については明確にするならやはり戦後からでしょう。

(10/11 12:40)



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ハーヴェストノヴェル版『フォーチュンアテリアル 桐葉編』の挿絵

 (ハーヴェストノヴェル)

※挿絵と元絵の照会はこれから調査開始します(w)。

 まだ大まかに目を通しただけなんだけど、 桐葉編という事はお風呂での一戦ぐらいはあるんじゃなかろうかぁと期待してましたが、 それはなかったのでちょっとがっかり……


と、思ったら最後の最後にとんでもないサプライズがありました(笑)。

桐葉がネコ耳メイド姿で!?



 (挿絵リスト 元絵は作中のCG及び『パーフェクトビジュアルブック』を参照)

※第α戦第βR=Hシーンα番目のβ番目のイベントCG

P15
「談話室で孝平に仕方なく応対する私服の桐葉」

 「教室で読書中の桐葉」のイベントCGの制服を私服に描き換え

P25
「夕日に染まる陸に佇む桐葉」

 縦長構図トリミングの他はオリジナルそのまま。

P43
「草原に眠り込み雨に打たれた桐葉」

 「孝平に膝枕される桐葉」から孝平をカット。腰から下を描き足し。

P53
「体育授業でバスケットでシュートしようとする桐葉と心配そうに見守る瑛里華」

「第1戦第2RのイベントCG」の桐葉の顔の部分の他は描き足し。  瑛里華のカットは(ありえないんだが(笑))「瑛里華との第1戦第1RのイベントCG」 を元に腕で隠れた髪の部分や体操服の上半身、心配そうに首元に寄せた腕を加筆(正直、前髪でしか判別できず)。

P84
「一瞬だけ微笑みを見せた桐葉」

「とらのあな特典テレカの半脱ぎ桐葉絵」を夏制服に描き換え、 机に肘を突いている状態に。

P105
「脱力して座り込んでしまう桐葉」

 頭部は「桐葉との第1戦第1R」が元。身体の方は恐らく 「座り込んでアイロン掛けする陽菜」 を夏制服に描き換えて手前側の足を少し開いた上体に描き換えたものと推測。

P117
「寂しそうに森に佇む桐葉」

「販促ポスター」の真横を向いてる桐葉のカットを夏制服に描き換え、 胸元で腕を組んでる表情を寂しそうな視線に。

P140 Pikazoさん4コマ「こーひーたいむ1」

P156
「伽耶に背を向ける桐葉」

 構図的には「プールイベントCGの振り返る瑛里華」 をスク水から私服の桐葉に描き換えたとしか思えない……。  背景のカットは「私服の桐葉(立ち絵)」

P171
「桐葉との第1戦第1R」
から更に進んで、ズボンとパンツを完全に脱がせてます……。

P179
「桐葉との第3戦第2R」を元にイベントCGでカットされている枠の外の部分を描き足し。 場所は浴室から桐葉の部屋に。

P193
「水晶に触れる桐葉」

「桐葉との第2戦第1R」のイベントCGを元に私服姿に描き換え、水晶に触れる腕を描き足し。

P214
「孝平と強く抱きしめあう桐葉」

「桐葉を抱きしめる孝平」のイベントCGに孝平の背に桐葉が腕を伸ばしている様子を描き足してシーン強化。

P225
「ネコ耳メイド桐葉」文化祭降臨
が元
 伊織プロデュースの「ネコ耳メイド桐葉」ほぼそのまま。左右には水着姿の他のコンテスト参加者。 桐葉の表情も(オリジナルよりも)やや困惑した表情に(このときだけだけど)。

P241
ネコ耳メイド桐葉」で後背

 顔とか頭の辺りは「桐葉との第4戦第1R」が元だと思うんだけど…… 身体は上半身が「桐葉との第1戦第2R」、下半身はそのどちらとも新規描き足しとも思えてしまう(汗)。

P245
「ネコ耳メイドの桐葉と孝平」

 オリジナルのエンディングCG「桐葉と孝平」を元に、 桐葉がネコ耳メイド服に差し替え……どう見ても行為後です(爆)。

P247 Pikazoさん4コマ「こーひーたいむ2」


Pikazoさん(P-POINT)



※小説用に挿絵を描かれた方からの挑戦に辛うじて応じたっていう感じです。 毎度の事ながら明らかにオリジナルを改造したり補う為に描き加えているにも拘らず、 違和感なく新たなイベントCGのようなイラストに仕上げるのは凄い。 更には今回も他のヒロインの絵を用いて組み合わせてますからもうホントに。

 小説部分については(個人的には次に同人誌のネタにするなら今度こそ桐葉かなぁと思ってるので) 後でじっくりと読みます。いくつかのシーンは目を通してますが、 やはり最後の辺りは、孝平すら何かに目覚めてしまいそうなぐらい大きなサプライズだよなぁという印象デス。

 Pikazoさん4コマの1本目の 強制睡眠(嘘寝)桐葉が可愛い。 3本目のネタは「大正時代でも伊織が学院美人コンテストの司会をしていて桐葉が優勝」といった内容なのですが、 このネタは(オフィシャルな書籍に掲載とは言え)どの程度公認されているかが把握できないのでグレー扱いであるものの、 桐葉の過去の一部として取り込んでみるのも(伊織と桐葉の接点として)興味深いです。

(10/11 12:40 白で巫女プレイがほしかったかも(w))



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