アニメ『ef - a tale of melodies.』第3話
(minori・
アニメ『ef - a tale of melodies.』公式)
※忙しくて公開期限の前日にやっとアクセスして見ました。
今回も特に音に合わせた映像が合ってもおかしくないシーンにやたらと静止画が多い……気がしたのはどうも 「WindowsMediaPlayer」のオプションにある「RTSD/UDP」が影響しているからだそうで、 とりあえず2回目の視聴からは設定変更して見てます……それでも途切れ途切れなんだが(汗)。 (中盤辺りは結構安定しているんだけど)
ミズキが久瀬に告白した所で終わったのが第2話でしたが、 第3話では火村や千尋や麻生蓮治からミズキは久瀬についてアドバイスやらなにやら色々と聞かせられると。 確かにこちらの音羽ではミズキは全くの新参者、たまたまその性格が興味ある人に手を伸ばしやすい所もある。
またミズキは周りにカップルが出来ていて自分だけ一人身だという自覚を強く抱いているし(とミズキが千尋に話してる)、 だから久瀬に対する好意は 「優しそうで面白い年上の人」「天才バイオリニスト」「興味を抱かせる相手」であり 前話で目の前で倒れた際には恐らくは初めての「見守れる相手」ともなったでしょう。
特に年上に対して「見守れる相手」と捉えてしまった事なんかはそれでなくても謎めいた「興味を抱かせる相手」 なのだからより憧れから「特別なひと」と気持ちもステップアップしてしまうはず。
しかしながら前夜に「告白」という行動に走ったものの、 第3話での千尋との会話で「どうしようもなくはないけど、どうしようもなくなりそうで怖い」と話すように、 感情がステップアップしてても本当に「好き」かどうかについては実際ここまでは最後の一線を越えてなかったりする。 というよりも不用意に(自爆的に)久瀬の扉を叩いてしまった行動に自爆というか勇み足だと思ってしまってるらしい。 「行動する少女」、らしいとも言えるけど(笑)。
目の前で倒れた久瀬の姿が目に焼きついている事も 何か自分に見せられないようなカードが伏せられているという不安感を抱かせたはずだが。 そんな燻っている最中に教会で火村が「久瀬に深入りするな」と忠告してきた事は、 久瀬さんにはやはり何かがあると、伏せられているカードの存在を確信させたはず(忠告が逆効果だなぁ)。
改めて昨夜の行動が「自爆」と軽口を漏らして(多分装っている)しまうミズキは、 ここでやっと気持ちがまだ追いついていないと気付いたのだろう。加えて、大きな壁の存在も。 その壁は、「好き」という感情に対する千尋の思い掛けない真剣な問いかけに対してミズキが胸の内を吐露した事で、 目の前に重く大きく立ちはだかっていると気付く。
久瀬の隠された姿、限られた時間……
知らされてこなかった久瀬の仮面に隠れた姿を知ってしまった事は知ってしまった事への後悔よりも大きな衝撃。
ここでもう少し気持ちの整理をつけようと思ってミズキは大草原を望む裏庭で久瀬を待って居たんだろうけど、 ミズキの告白によって、出来るだけより早く自らの決算を着けようとする久瀬の決意の方がもっと先を突き進んでいた。
海岸に久瀬が居ること、最後のチャンス、 ここでの火村の介入がなければこの物語は大きな喪失を常に伴って動く事となったであろう、 それくらいの大きなターニングポイント。
久瀬にとってこれで最後となるバイオリンの演奏、一人だけのコンサート。未練の欠片を浜辺に下ろし、ケースに収めたそれを火葬に伏す。 ミズキが初めて目にする過去を決算する久瀬の姿は、 その行動に掻き立てる久瀬の真相と久瀬の何もない部屋のような虚無、失っていくだけの存在にしか見えない。 そんな希望も何もない様なんて「行動する女」ミズキにとっては感情以上に居てもたっても居られなくなるはず。 燃え上がるバイオリンの収められたケースを手で払い消そうとし、そして思いっきり海に蹴り込んでしまう。
海に駆け込みそれを抱きかかえるミズキに駆け寄り、その火傷した手を掴み叱り飛ばそうとする久瀬。 ミズキは「まだ生きているんですから」と大切なものを焼き去ろうとした久瀬を諭す。
とりあえず久瀬は振るい払えないものが目の前にある事を知るに留まらず、 これまで「ゼロ」になるまで過去を精算し続けようとしてきた事を真っ向から否定したミズキの言葉が、 仮面で感情を固めた久瀬をこれから大きく揺さぶるだろう。 ミズキも、最後の一線を感情よりも先に行動で越えてしまったからもはや無関心では居られないはず。 しかしこれは恋愛といった感情が追いついていないからまるで一方的な奉仕のよう。
まぁ、これで久瀬もミズキに無関心ではいられなくなったのだから、対等のスタートラインに立ったともいえるかな。
ミズキのパートも、そして優子がクラスメイトから陰湿ないじめに逢っている事が明らかとなる「過去」も、 話の内容的にはどちらも作中のカラーのように焦げ茶色に重く、少し前向きでもやはり何かの足かせを引きづったまま。
ミズキが燃え盛る久瀬のバイオリンを蹴り込むシーンも原作では「シリアス⇒蹴り込むなんてありえねー(笑)⇒シリアス」 というある意味「笑って泣ける」ようなシーンだったんだが、 原作では映されていなかった火を手で振り払うミズキの姿がアニメの方ではしっかり描かれていた事とか、 バイオリンを海に蹴り込んだ事に「ありえねー」とその目を疑う久瀬の姿が無かったりで、 より「シリアスな」シーンとなってましたし。
千尋にハグハグして鼻血出そうなんてのたまうミズキとか、 過去編で肩車して持ち上げた広野 凪が素肌に白衣をまとっただけ(!!)だと知って、 生ふとももに挟まれている火村が目を丸くして超赤面するなど、 それなりにアレなカットは合ったんだけどねぇ(苦笑)。
そのミズキについて、(原作にあったような)グレムリンを飼う際の忠告みたいなのがアニメ版ではなかったんですが、 ミズキを水辺に近づけてはいけないんですよね。これはもう一人の(というか本当のミズキ)に関するもの。 この第3話で海に駆け込んだシーンは行動が先走らせた事だから例外的ではあるんでしょうけど、 この先の展開ではミズキの幼少時代(未来)が火村と優子の過去ともリンクするので、それなりに関わるんでしょうけど (その過去の接点と比べるとこの禁忌はソコまで重要でもないような気もするなぁ)。
次回予告のカットは……見たことあるような顔の描き方なんだけどちょっとわからないんですが(汗) (※⇒MATSUDA98さんだそうです)
※シーン切り替えで出てくる言葉なんだけど、 ドイツ語の単語だとは判ってましたがここまで来ると最終的にはひとつの文章になるような気がしたのでちょっとメモ。
◇渡り鳥ロディさん
◇戯言日記2ndさん
◇ef - a tale of melodies. エンドカード集(恋華さん)
エンドカード集は今後もチェックですな。
※忙しくて公開期限の前日にやっとアクセスして見ました。
今回も特に音に合わせた映像が合ってもおかしくないシーンにやたらと静止画が多い……気がしたのはどうも 「WindowsMediaPlayer」のオプションにある「RTSD/UDP」が影響しているからだそうで、 とりあえず2回目の視聴からは設定変更して見てます……それでも途切れ途切れなんだが(汗)。 (中盤辺りは結構安定しているんだけど)
ミズキが久瀬に告白した所で終わったのが第2話でしたが、 第3話では火村や千尋や麻生蓮治からミズキは久瀬についてアドバイスやらなにやら色々と聞かせられると。 確かにこちらの音羽ではミズキは全くの新参者、たまたまその性格が興味ある人に手を伸ばしやすい所もある。
またミズキは周りにカップルが出来ていて自分だけ一人身だという自覚を強く抱いているし(とミズキが千尋に話してる)、 だから久瀬に対する好意は 「優しそうで面白い年上の人」「天才バイオリニスト」「興味を抱かせる相手」であり 前話で目の前で倒れた際には恐らくは初めての「見守れる相手」ともなったでしょう。
特に年上に対して「見守れる相手」と捉えてしまった事なんかはそれでなくても謎めいた「興味を抱かせる相手」 なのだからより憧れから「特別なひと」と気持ちもステップアップしてしまうはず。
しかしながら前夜に「告白」という行動に走ったものの、 第3話での千尋との会話で「どうしようもなくはないけど、どうしようもなくなりそうで怖い」と話すように、 感情がステップアップしてても本当に「好き」かどうかについては実際ここまでは最後の一線を越えてなかったりする。 というよりも不用意に(自爆的に)久瀬の扉を叩いてしまった行動に自爆というか勇み足だと思ってしまってるらしい。 「行動する少女」、らしいとも言えるけど(笑)。
目の前で倒れた久瀬の姿が目に焼きついている事も 何か自分に見せられないようなカードが伏せられているという不安感を抱かせたはずだが。 そんな燻っている最中に教会で火村が「久瀬に深入りするな」と忠告してきた事は、 久瀬さんにはやはり何かがあると、伏せられているカードの存在を確信させたはず(忠告が逆効果だなぁ)。
改めて昨夜の行動が「自爆」と軽口を漏らして(多分装っている)しまうミズキは、 ここでやっと気持ちがまだ追いついていないと気付いたのだろう。加えて、大きな壁の存在も。 その壁は、「好き」という感情に対する千尋の思い掛けない真剣な問いかけに対してミズキが胸の内を吐露した事で、 目の前に重く大きく立ちはだかっていると気付く。
久瀬の隠された姿、限られた時間……
知らされてこなかった久瀬の仮面に隠れた姿を知ってしまった事は知ってしまった事への後悔よりも大きな衝撃。
ここでもう少し気持ちの整理をつけようと思ってミズキは大草原を望む裏庭で久瀬を待って居たんだろうけど、 ミズキの告白によって、出来るだけより早く自らの決算を着けようとする久瀬の決意の方がもっと先を突き進んでいた。
海岸に久瀬が居ること、最後のチャンス、 ここでの火村の介入がなければこの物語は大きな喪失を常に伴って動く事となったであろう、 それくらいの大きなターニングポイント。
久瀬にとってこれで最後となるバイオリンの演奏、一人だけのコンサート。未練の欠片を浜辺に下ろし、ケースに収めたそれを火葬に伏す。 ミズキが初めて目にする過去を決算する久瀬の姿は、 その行動に掻き立てる久瀬の真相と久瀬の何もない部屋のような虚無、失っていくだけの存在にしか見えない。 そんな希望も何もない様なんて「行動する女」ミズキにとっては感情以上に居てもたっても居られなくなるはず。 燃え上がるバイオリンの収められたケースを手で払い消そうとし、そして思いっきり海に蹴り込んでしまう。
海に駆け込みそれを抱きかかえるミズキに駆け寄り、その火傷した手を掴み叱り飛ばそうとする久瀬。 ミズキは「まだ生きているんですから」と大切なものを焼き去ろうとした久瀬を諭す。
とりあえず久瀬は振るい払えないものが目の前にある事を知るに留まらず、 これまで「ゼロ」になるまで過去を精算し続けようとしてきた事を真っ向から否定したミズキの言葉が、 仮面で感情を固めた久瀬をこれから大きく揺さぶるだろう。 ミズキも、最後の一線を感情よりも先に行動で越えてしまったからもはや無関心では居られないはず。 しかしこれは恋愛といった感情が追いついていないからまるで一方的な奉仕のよう。
まぁ、これで久瀬もミズキに無関心ではいられなくなったのだから、対等のスタートラインに立ったともいえるかな。
ミズキのパートも、そして優子がクラスメイトから陰湿ないじめに逢っている事が明らかとなる「過去」も、 話の内容的にはどちらも作中のカラーのように焦げ茶色に重く、少し前向きでもやはり何かの足かせを引きづったまま。
ミズキが燃え盛る久瀬のバイオリンを蹴り込むシーンも原作では「シリアス⇒蹴り込むなんてありえねー(笑)⇒シリアス」 というある意味「笑って泣ける」ようなシーンだったんだが、 原作では映されていなかった火を手で振り払うミズキの姿がアニメの方ではしっかり描かれていた事とか、 バイオリンを海に蹴り込んだ事に「ありえねー」とその目を疑う久瀬の姿が無かったりで、 より「シリアスな」シーンとなってましたし。
千尋にハグハグして鼻血出そうなんてのたまうミズキとか、 過去編で肩車して持ち上げた広野 凪が素肌に白衣をまとっただけ(!!)だと知って、 生ふとももに挟まれている火村が目を丸くして超赤面するなど、 それなりにアレなカットは合ったんだけどねぇ(苦笑)。
そのミズキについて、(原作にあったような)グレムリンを飼う際の忠告みたいなのがアニメ版ではなかったんですが、 ミズキを水辺に近づけてはいけないんですよね。これはもう一人の(というか本当のミズキ)に関するもの。 この第3話で海に駆け込んだシーンは行動が先走らせた事だから例外的ではあるんでしょうけど、 この先の展開ではミズキの幼少時代(未来)が火村と優子の過去ともリンクするので、それなりに関わるんでしょうけど (その過去の接点と比べるとこの禁忌はソコまで重要でもないような気もするなぁ)。
次回予告のカットは……見たことあるような顔の描き方なんだけどちょっとわからないんですが(汗) (※⇒MATSUDA98さんだそうです)
※シーン切り替えで出てくる言葉なんだけど、 ドイツ語の単語だとは判ってましたがここまで来ると最終的にはひとつの文章になるような気がしたのでちょっとメモ。
063 lassあと、これまでのフレーズのリストをWelcome to our adolescence.:スバル・イズミさんがまとめられていたのでメモ。
039 es
056 Himmels
051 Glueck
003 Leben
026 Du
001 Mutそれから感想とかもメモ。
002 zum
003 Leben
010 Die
024 Augen
026 Du
037 ferner
039 es
042 Traum
051 Glueck
056 Himmels
063 lass
◇渡り鳥ロディさん
◇戯言日記2ndさん
◇ef - a tale of melodies. エンドカード集(恋華さん)
エンドカード集は今後もチェックですな。
(10/28 12:52 DVD版が手頃なら買い揃えたいんだけど……)
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