アニメ『ef - a tale of melodies.』第5話
(minori アニメ『ef - a tale of melodies.』公式)
※昨夜アニメイトTVで、本来なら第4話が有料配信となり第5話が無料配信中となっているはずが、 第3話が無料配信状態でそれが最新となっていた件については、 アニメイトTVトップページに説明ありました。
※ともかく今夜まで配信という第5話をやっと見てますよ~。
今回は日本の音羽から豪州の音羽に、広野 凪とともに新藤 景も降り立つというように、 原作PC版には無い展開があってちょっと驚き。
原作の第3章では、景の妹・新藤千尋が事故で失明したという事実しか語られてなかったと思いますが、 今回ここでは、幼なじみの広野 紘を巡る双子姉妹の仲たがいがひとつの要因となった事、 そしてその因果を巡って姉妹が後悔を告白しあうといった過去が明らかとなってます。
この姉妹に生じた不幸は、妹が13時間経つと“事故直前までを記憶している状態に立ち戻る”事。 その直前までの姉に対する嫉妬が最後の鮮明な記憶となった事は、 本当は仲良くなりたいという気持ちを持ってリスタートした時にどうしても尾を引き後悔に至らせる。
また姉も、自らが招いた結果から妹を失明させてしまったという後悔と、 妹が記憶を戻す度に自らの嫉妬を悔いる話を訊かされるという状況とによって追い込まれたんだろう。
この双子の姉妹を巡る環境設定は、 こうして改めて読み解くと恐ろしいくらい負のスパイラルに縛られていた事を実感させますね。
負のスパイラルに駆られている姉妹をこれ以上追い込ませない為に姉妹は地球の南北に引き離されていたわけだが。
それが今、景は幼なじみの紘を突然現れた宮村みやこという女に奪われて更に突き落とされたんだけど、 堤京介という男によって映画のヒロインという被写体となり付き合うようになったことから “過去にしがみついている自分にケリをつけ(コミック第6巻P128)” かっこいい(成長した)姿を妹に見せると言い切るくらい前向きに変わりました。
そして妹の千尋も、余りに特異すぎる記憶障害という境遇を受け入れ、 一緒に小説という形あるものを一緒に創るパートナー・麻生蓮治という彼氏を得て、 目覚めた後に過去の後悔を振り返るのではなく、昨日の出来事の続きを歩む事が出来るようになった。
過去を振り返らず前向きに生きれるようになる、その5年間の宿題が今回やっと果たされたということですね。
と、原作から残っていた問題がひとつ解消されたというわけなんだけど……、 ミズキの苦悩(ヤマアラシのジレンマだな)は前回から残ったまま。 姉妹の関係について広野 凪が語って聞かせてくれたから、 その年長者にすがろうとするミズキ、誰にも言えない悩みを打ち明けようとした。
しかしその相手は第三者ではなく、久瀬修一の彼女だった人物だった(ぇぇッ!?)。 藁をもすがるミズキに対して付きまとっているのを「やめてくれないか」と責めたて……。
というかミズキ、救われなさ過ぎです(涙)。先輩方の振る舞いを見ているなら (彼女本来の気質であるはずの)前向きさに自ら振り向く事が出来る、かなぁ。
(原作で久瀬を海に投げ込んだ様は、まさに爽快な姿でしたなぁ。まだ先の話だけど)
久瀬が一方的に縁を切ったが凪は認めていないという可能性と、 ミズキに諦めさせる為に凪が装った可能性もあるけど、 久瀬とも事前に会っていたし、景を旅行に誘った凪が言った 「人と人が繋がらなければこの都市計画に意味がない」 という言葉と正反対な言動となっている事から、凪は(久瀬に頼まれて)装っていると見るべきか。
しかし久瀬の別れた彼女に対しても感情振るわせたようなミズキの目の前にその相手が現れるなんて、 ミズキにとっては結構なダメージとなりそうな気がする。もうなりふり構わないなぁ久瀬は。
過去の方では、いじめにあっている優子の状況が悪化しているように思われますが、 優子がいじめを仕掛けてきた相手を殴るという事態も生じたし。 しかし、夕に普段見せる笑顔が文字通り仮面のようなものだという事も見え始めてる気がします。
クラスにある闇以上の深い闇は…… 優子のかばんの中にある布に包まれたもの(いじめてくる相手がそれを漁ろうとした事から優子は殴り払ったらしい)、 兄である雨宮先生との異質な関係(布に包まれたものを優子が兄の喉下に突きつける)、 そして優子の身体にある傷、常に冬服で全身が隠されている身体……(これらの要素は原作を知っていればその正体が判るんですが)。
この過去パートは、開けてはいけないパンドラの箱を開けるようで胃が痛くなりそうです(汗)。
堤 京介と美術部部長(メガネっ子)とは元カレ元カノの関係だったのかぁ。 コミックの第6巻を読むとそんな記述もあったんだけど今の今までサラッと見逃していたかも(汗)。 広野 凪とか蓮治のママンとかと比べると真面目な印象以外つかないんだけど、 今回の登場シーン見てると公私を分けるドライさと共に結構気さくな振る舞いも見えてきたかな。 付き合っていた当時の京介の振る舞いは映画撮影に熱中してばかりだったそうで (その辺りについてはコミック第6巻のP44~、P64~で遣り取りが描かれてます)。
あと第4話で優子からみやこに渡った屋上の鍵は、そこから京介の手に渡った模様。
雨宮先生のそれなりに苦悩しているっぽいポーズはJOJO立ちみたいだわ。 優子の闇の根源はこの男が起因しているとしか思えなくなってくる……。
※すでに第6話についてコメントされてる Welcome to our adolescence.:スバル・イズミさんの第5話感想をチェック。 特に凪が久瀬と付き合っているという部分について再考が必要となったので、書き直してます(汗)。 余りに凄んでみせていたからホントだと思っちゃいましたよ。
※次回予告でのエンドカードは、絵柄の感じから笛さんっぽい?(違う)
◇恋華さん
◇ef - a tale of melodies. エンドカード集(恋華さん)
(景と優子との会話シーンの最後って優子が目の前で羽根を残して消え去るんですかぁ。 途切れ途切れなネット配信だとちょっと気付かないです)
※明日は休暇だから午前中に第6話を見ることとなりそうですね。
“5年間溜めていた宿題”
※昨夜アニメイトTVで、本来なら第4話が有料配信となり第5話が無料配信中となっているはずが、 第3話が無料配信状態でそれが最新となっていた件については、 アニメイトTVトップページに説明ありました。
【システムメンテナンスのお知らせ】というかトップページに戻ったりしてアニメイトTVの方々を見て周ったはずなのにメンテに気付かなかったです(汗)。
2008/11/10(月)終日に行っておりましたシステムメンテナンスですが、 2008/11/11(火)に終了致しました。
当初、予定しておりましたメンテナンス時間よりも大幅に時間がかかり、 お客様には大変ご迷惑をおかけ致しました。 ご利用頂けなかった一部コンテンツにつきましては、現在、 ご利用頂けるようになっております。
今後とも、アニメイトTVを何卒宜しくお願い申し上げます。(2008.11.11)
※ともかく今夜まで配信という第5話をやっと見てますよ~。
今回は日本の音羽から豪州の音羽に、広野 凪とともに新藤 景も降り立つというように、 原作PC版には無い展開があってちょっと驚き。
原作の第3章では、景の妹・新藤千尋が事故で失明したという事実しか語られてなかったと思いますが、 今回ここでは、幼なじみの広野 紘を巡る双子姉妹の仲たがいがひとつの要因となった事、 そしてその因果を巡って姉妹が後悔を告白しあうといった過去が明らかとなってます。
この姉妹に生じた不幸は、妹が13時間経つと“事故直前までを記憶している状態に立ち戻る”事。 その直前までの姉に対する嫉妬が最後の鮮明な記憶となった事は、 本当は仲良くなりたいという気持ちを持ってリスタートした時にどうしても尾を引き後悔に至らせる。
また姉も、自らが招いた結果から妹を失明させてしまったという後悔と、 妹が記憶を戻す度に自らの嫉妬を悔いる話を訊かされるという状況とによって追い込まれたんだろう。
この双子の姉妹を巡る環境設定は、 こうして改めて読み解くと恐ろしいくらい負のスパイラルに縛られていた事を実感させますね。
負のスパイラルに駆られている姉妹をこれ以上追い込ませない為に姉妹は地球の南北に引き離されていたわけだが。
それが今、景は幼なじみの紘を突然現れた宮村みやこという女に奪われて更に突き落とされたんだけど、 堤京介という男によって映画のヒロインという被写体となり付き合うようになったことから “過去にしがみついている自分にケリをつけ(コミック第6巻P128)” かっこいい(成長した)姿を妹に見せると言い切るくらい前向きに変わりました。
そして妹の千尋も、余りに特異すぎる記憶障害という境遇を受け入れ、 一緒に小説という形あるものを一緒に創るパートナー・麻生蓮治という彼氏を得て、 目覚めた後に過去の後悔を振り返るのではなく、昨日の出来事の続きを歩む事が出来るようになった。
過去を振り返らず前向きに生きれるようになる、その5年間の宿題が今回やっと果たされたということですね。
と、原作から残っていた問題がひとつ解消されたというわけなんだけど……、 ミズキの苦悩(ヤマアラシのジレンマだな)は前回から残ったまま。 姉妹の関係について広野 凪が語って聞かせてくれたから、 その年長者にすがろうとするミズキ、誰にも言えない悩みを打ち明けようとした。
しかしその相手は第三者ではなく、久瀬修一の彼女だった人物だった(ぇぇッ!?)。 藁をもすがるミズキに対して付きまとっているのを「やめてくれないか」と責めたて……。
というかミズキ、救われなさ過ぎです(涙)。先輩方の振る舞いを見ているなら (彼女本来の気質であるはずの)前向きさに自ら振り向く事が出来る、かなぁ。
(原作で久瀬を海に投げ込んだ様は、まさに爽快な姿でしたなぁ。まだ先の話だけど)
久瀬が一方的に縁を切ったが凪は認めていないという可能性と、 ミズキに諦めさせる為に凪が装った可能性もあるけど、 久瀬とも事前に会っていたし、景を旅行に誘った凪が言った 「人と人が繋がらなければこの都市計画に意味がない」 という言葉と正反対な言動となっている事から、凪は(久瀬に頼まれて)装っていると見るべきか。
しかし久瀬の別れた彼女に対しても感情振るわせたようなミズキの目の前にその相手が現れるなんて、 ミズキにとっては結構なダメージとなりそうな気がする。もうなりふり構わないなぁ久瀬は。
過去の方では、いじめにあっている優子の状況が悪化しているように思われますが、 優子がいじめを仕掛けてきた相手を殴るという事態も生じたし。 しかし、夕に普段見せる笑顔が文字通り仮面のようなものだという事も見え始めてる気がします。
クラスにある闇以上の深い闇は…… 優子のかばんの中にある布に包まれたもの(いじめてくる相手がそれを漁ろうとした事から優子は殴り払ったらしい)、 兄である雨宮先生との異質な関係(布に包まれたものを優子が兄の喉下に突きつける)、 そして優子の身体にある傷、常に冬服で全身が隠されている身体……(これらの要素は原作を知っていればその正体が判るんですが)。
この過去パートは、開けてはいけないパンドラの箱を開けるようで胃が痛くなりそうです(汗)。
堤 京介と美術部部長(メガネっ子)とは元カレ元カノの関係だったのかぁ。 コミックの第6巻を読むとそんな記述もあったんだけど今の今までサラッと見逃していたかも(汗)。 広野 凪とか蓮治のママンとかと比べると真面目な印象以外つかないんだけど、 今回の登場シーン見てると公私を分けるドライさと共に結構気さくな振る舞いも見えてきたかな。 付き合っていた当時の京介の振る舞いは映画撮影に熱中してばかりだったそうで (その辺りについてはコミック第6巻のP44~、P64~で遣り取りが描かれてます)。
あと第4話で優子からみやこに渡った屋上の鍵は、そこから京介の手に渡った模様。
雨宮先生のそれなりに苦悩しているっぽいポーズはJOJO立ちみたいだわ。 優子の闇の根源はこの男が起因しているとしか思えなくなってくる……。
※すでに第6話についてコメントされてる Welcome to our adolescence.:スバル・イズミさんの第5話感想をチェック。 特に凪が久瀬と付き合っているという部分について再考が必要となったので、書き直してます(汗)。 余りに凄んでみせていたからホントだと思っちゃいましたよ。
※次回予告でのエンドカードは、絵柄の感じから笛さんっぽい?(違う)
◇恋華さん
◇ef - a tale of melodies. エンドカード集(恋華さん)
(景と優子との会話シーンの最後って優子が目の前で羽根を残して消え去るんですかぁ。 途切れ途切れなネット配信だとちょっと気付かないです)
※明日は休暇だから午前中に第6話を見ることとなりそうですね。
(11/12 0:35)
| 固定リンク