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2008年12月10日 (水)

アニメ『ef - a tale of melodies.』第10話

 (minori アニメ『ef - a tale of melodies.』)

※昨夜ギリギリに第9話を見てましたが、今日は第10話をアニメイトTVで視聴してます。

 話は現在と過去とが引き寄せられたかのように、モノクロームの中、呪縛が解かれた幸福な時間に辿り着く。 夕は凪の指導の下、絵を本格的に描き始め、そして雨宮先生が狂気のまま館を焼き払った事から、 優子は夕と一緒に暮らし始める事となっていた。そんな幸福な時間。
 そんな二人の傍に、教会の中で現れたのが「未来(ミキ)」だった。両親の心中に巻き込まれただ一人助かり、 人間不信となった少女。

 丘の樹のもとで優子がミキに教えた未完成の歌。これは久瀬が留学直前のリサイタルで聴かせた曲、 あの時は綺麗過ぎて聴くに堪えられなかった曲に優子が歌詞を加えたものだった。

 クリスマス、バイトを早く切り上げた夕は凪と共に教会に向かう。 ミキは教会の前でミキが聴いた事のある曲をバイオリンで弾く男と出会う。 風に髪を乱したミキに男はリボンのひもで片ポニーを作ってあげた。
 その後の教会では手編みのマフラーを用意した優子が待っていたのだけど、近くに転がるボールを拾おうとして……。 天使の階段が降り立つ教会に横たわり、優子はミキと夕に聴かせたい曲を口ずさむ。


 ……なんというか今回はあの悲劇のクリスマスの日までの幸せで楽しく悲しく重いお話の回でした。 最後のあの歌が流れた瞬間はちょっと涙腺きたし。
 原作だとあの場面は道に飛び出したミキを助けようとして優子が犠牲となってしまったのだけど、 このアニメ版では違う展開になってました。というかいやまさかここで久瀬とミキが会ってたのかよ(汗)。 しかもあの片ポニーのきっかけまでもがあいつだとは。久瀬、本当にその時の事を覚えてないのか?

 ともかく、原作では関わりのなかった久瀬がこの悲劇に少し関わった事になったな。 なぜこの悲劇が原作からアニメで書き換えられたのか、その大きな理由のひとつがこの事でしょう。
 加えて久瀬の関わりはこれに限らない。 久瀬が弾く曲が優子によって歌となり、それがミキに(未完成のままだけど)伝えられた事は、 後にミキ⇒ミズキが(第9話で)優子の歌を思い出し久瀬の曲との類似に気付かせる事となっている。 恐らくは次回で久瀬に叩きつけるというか事実を告げるのかもしれないですね、 優子の歌と久瀬の弾く音楽、これらがひとつに繋がるとすれば、 この第2期の『ef』は『a tale of melodies.』という姿を見せることとなるはずです。 優子がその最期まで思いの篭った歌を伝えようと口ずさんだ、 この優子の死の間際が書き換えられた理由もどう主眼が置き換えられたかを見れば明確でしょう。
(MOONPHASEさんの感想 だとこの教会での悲劇の変更が期待に沿わなかったようですが)


 夕が音羽の街の復興に加わると決意する、夕と優子の住まいの傍に双子の新藤姉妹がいたこと、 優子が持つ音羽学園の屋上の鍵が夕に渡された事。これらも物語の大切な欠片。 特に夕が持つ鍵は優子から渡されたものであり、それが千尋から第9話でミズキに手渡されている事は、 ミズキと夕・優子との結び付きを表わしているかと。


 これを最後に触れるのも微妙ですが、 最初は平然と(修練の為)裸婦画を描くことを進め、平然と脱ごうとしたくせに、 本気に絵を描く事を決めた夕に「脱いでくれないか」と言われると恥ずかしがって「イヤだ」 という凪がなんか可愛いな(苦笑)。

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