こみトレ新刊『永遠と一日 挿話』の反省会
※反省を次の糧に
◇構想時間の方が制作時間よりも長すぎ※以前のマンガ同人誌がそのレベルに達していないというのはよくよく自分でも判っていたように、 辛口評価まみれだと前作でも思ってました(というか評価以前かも)が、 これまで小説への具体的な感想を戴いてこなかったのです。しかし今回は やまぐぅさんから感想いただいてます。
というか、10日土曜の新聞記事でWordなら縦書き書けると判って飛びついて作業開始っていうのは、どんだけそれまで時間を無駄にしていたのかと(仕事とかあったんだが)。
◇伊織のひとり語りだからとは言え、話法パターンが少なすぎ
◇本来のメインは語る過程で桐葉の過去に触れて、過去を桐葉から聞きだそうとする話。 しかし交流会の準備について詳細に書き始めたら「途中から端折る」必要が本当に起きてしまった。 加えて最後の数ページを書く段階になって首を傾げてしまう状況となったので(汗)、 「交流会の準備」メインに冒頭を書き換え。その為、話の途中で話題の方向性のブレが。
◇書き上げた上で全体を見て、文章表現的なバランスとか、記載漏れしている部分、名称の使用の誤りが無いかのチェック、 ブレている部分の修正をすべきだったのに、最後まで書き上げたのが大阪へ夜行バスに乗り込む8時間前。
◇今回の元ネタとなったハーヴェストノヴェル版『フォアテリ』桐葉編の4コマについてのシーン、 及びそのイベントでの表現がかなり不足。
◇10枚に収める必要があったので最終段階で加筆できる枠がほとんど無い状態。
◇表紙絵を用意できなかった。裏表紙の使いまわしも、肌色を白地に変更するのを忘れてしまうミスなど。
◇なお、過去編の最後についてはどういった結末があったのか触れてないけど何があったのかは決められてます。 だから、本当に意図的にぼかしましたが……ここももっと書く時間の余裕がほしかったですorz
“私が読み取った範囲では、ゲーム本編としっくり来ない。修智館学院とキャラの基本設定を使った、 ゲーム本編とはパラレルな作品ととるべきものなのだろうか”ウチの最初の構想の時点では昨年夏コミのノベル本(瑛里華編に関連した二次)のスピンオフでしたが、 途中からは真シナリオの桐葉サイドを意識してました…つもりでした。参考で手元に置いていたのはハーヴェストノヴェル版「桐葉編」ですね。
フィーナの本「素晴らしきは地球の風習」プリント番号「19503927」 1/27まで公開
そもそも色々な原作に無い設定を盛り込んだ時点でパラレルだと思うし、そう指摘されるとまぁパラレルで関連書いててもいいかなぁと思ってしまいます。 というか、こみトレ前に触れた通り、本来の出し物(今年の夏コミでの予定)での設定は マリンのドラマCD「桐葉編」での過去編と自分の考えていた過去とが全く違ってるし。
テキスト表現や構成バランスなど文章レベルでの問題はやはり自分の経験不足に尽きる(まだ2作しか書いてないし)orz やまぐぅさんや早坂さんたちみたいに短いまとまった話とかも考えられるようにしていきたいです。
過去を描く事については、資料としては「昔は男女共学の高等教育がほぼ無かった」 「生徒会という名称の学内自治組織は無い」というのが時代背景的には必然の設定となってました。 というかこの辺りをネットで色々と調べたけど、第二次大戦後にGHQ指示で「生徒会」が学校に作られたとありました。 それ以前の似たような組織が見つからなかったんですよね。
「生徒会長に代わる総代、生徒会に代わる学友会、学友会に監督生を属させる」とかがウチの脳内設定でした。
「委員会・委員長と言う名称が使われていたか不明なので用いない」
「前期キャンパスに男子校、後期キャンパスの本敷地に女子校 年一度の交流会」
「東儀家の人物の登場 色の付く名前らしい名前」
「東儀家とは別の島の名家を新規設定 万理はマリア=キリスト教系」
「伊織、露伴、羽月(いろは)といった名づけ方をしたと仮設」
※ネットプリントを使った作品公開自体は過去のイベントの際にもしてました。 (プリンター持ってないので)もともと印刷原盤を出力する為にネットプリントにデータを登録してたもので、 今までは画像(コピー本のページ)単位でデータを用意してました。
同人での売り上げには全く反映されないことと、ネットプリントを利用できるコンビニに限られる事、 ネットプリントでの印刷は通常のコピーよりも割高といった問題があるものの、 印刷自体はデータを直接出力するので綺麗だし(コピー本量産だと2度刷りされた状態)、 印刷から製本までの負担が製作者側に掛からないという手間の減少、 (限られているとは言えそれでも)即売会での頒布よりも広範囲に触れてもらえる機会が出来る、と言った利点があります。
まぁぶっちゃけ、印刷データをサイトで公開して自宅で印刷してもらう方が安上がりなんだろうけど(滝汗)。
※今回のウチのコピー本在庫とかの始末ですが(40冊作ってて数冊の頒布、10冊近くは挨拶に)、 イベント後直ぐに無料公開したり間を置かずに無料配布するのはイベントで手にした方に申し訳が立たないという問題がありますので、 公開についてはネットプリント(2度刷り以上増殖すれば少しはコスト下がるかも)に限定し、 数ヶ月の後日に手直ししたものをサイトで公開して、夏コミでそのコピー本在庫をおまけ(無料)すると言ったスケジュールを考えてます。 さすがに半年もすれば在庫の資産価値(50円×在庫)も時間経過で減殺されるし。
※挿話の続きは、現在の数十年前、挿話以前の過去、400年近く前辺りを触れる方向。
(1/21 14:25)
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