電撃文庫『血吸村へようこそ』
(電撃文庫『血吸村へようこそ』 著:阿智太郎さん 挿絵:あらきかなおさん)を昨日購入。
元は『電撃文庫MAGAZINE増刊 とらドラ!VS禁書目録』に収録されていた同タイトルの短編ですが、 そちらでのラストを思いっ切り差し替えた上で2話追加、 更に増刊でのあらきかなおさん描き下ろし前振りコミックがフルカラー化されたり扉絵や4コマ(!) など色々と短編版よりもボリュームUPしての文庫化です。
まだその第1話までしか読んでないので最終的な感想は保留ですが…… 特に肝心のその第1話ラストが「ええ~~~っ!!」っと変わってしまったのが残念。あの余韻がよかったんだけど。 またその関連で川澄季代実のキャラまでも書き換えられた第1話ラストで大きく変わったのも(汗)。
ただ、主人公が吸血鬼にされないまま(!)吸血鬼だけが棲む「血吸村」で生活を強いられるという感じで更に話が進むので、 そのハーレムなんだか動物のエサ扱いなのかという微妙なポジションはそれなりの緊張感が期待できそう? 読むテンポは良い感触だし、最終的に序盤のマイナス印象を大きくプラスに転じてくれればOKかな。
第2話読みましたが血吸村のトンでもな秘密の色々が荒唐無稽で面白い。 主人公と主人公の秘密(吸血鬼ではない事)を共有する吸血鬼の女の子たちが周りからその秘密を隠すのですが、 とにかく一般的にはなんでもないことでさえ「人間だとバレる」危険を伴う為に主人公自身も必死なんだけど、 そんな生命の危機と天秤に掛けないといけないような苦手なものがまた別にあるとは(苦笑)。
秘密を握る吸血鬼っ娘たちは主人公が吸血鬼になると決心するまで手を出さないという協定を結んでいるので、 出し抜かないようお互いに牽制しつつ、主人公が他の吸血鬼の魔の手から守るという奇妙な関係を形成してますので、 和やかで賑やかでありながら絶妙な緊張感がありますね(苦笑)。
※9日にようやく第3話も読破しました。こちらは吸血鬼サイドでの内向的な問題がメインとなっていて、 ウチはそういった方向の問題が提示されるとは予想していなかったので意外に思った。 それがどういったことかについては……とりあえず伏せておきます。
全体的には用意されているキャラクターを全て使い切っていないし、ついでに言えば主人公がまだ人間のままなので、 続刊はあるなぁと。吸血鬼ヒロインに囲まれている状況でその吸血鬼化というゴールまではすんなりといかないっぽいし。 そのゴールにしても主人公吸血鬼化ではなく、 村の吸血鬼化のきっかけとなった神父の帰還と永年の問題の解決こそだね。
文章についても変な癖はないので読みやすいしテンポも良い感じ(巻末見たら自分の思っていた以上にいくつ物シリーズを書いているベテラン作家だったみたい)。 舞台設定にしてもそれなりに組み立てられているので「治水村(表名)」という田舎の村の雰囲気は出てますね(神社と巫女さんが居ないけど)。
もとより増刊号に収録された短編版もあらきかなおさんの挿絵で読んでみたから文庫版を手にしたという経緯があったのですが、 次からはその続きとして続刊を楽しみにしたいです。
元は『電撃文庫MAGAZINE増刊 とらドラ!VS禁書目録』に収録されていた同タイトルの短編ですが、 そちらでのラストを思いっ切り差し替えた上で2話追加、 更に増刊でのあらきかなおさん描き下ろし前振りコミックがフルカラー化されたり扉絵や4コマ(!) など色々と短編版よりもボリュームUPしての文庫化です。
まだその第1話までしか読んでないので最終的な感想は保留ですが…… 特に肝心のその第1話ラストが「ええ~~~っ!!」っと変わってしまったのが残念。あの余韻がよかったんだけど。 またその関連で川澄季代実のキャラまでも書き換えられた第1話ラストで大きく変わったのも(汗)。
ただ、主人公が吸血鬼にされないまま(!)吸血鬼だけが棲む「血吸村」で生活を強いられるという感じで更に話が進むので、 そのハーレムなんだか動物のエサ扱いなのかという微妙なポジションはそれなりの緊張感が期待できそう? 読むテンポは良い感触だし、最終的に序盤のマイナス印象を大きくプラスに転じてくれればOKかな。
第2話読みましたが血吸村のトンでもな秘密の色々が荒唐無稽で面白い。 主人公と主人公の秘密(吸血鬼ではない事)を共有する吸血鬼の女の子たちが周りからその秘密を隠すのですが、 とにかく一般的にはなんでもないことでさえ「人間だとバレる」危険を伴う為に主人公自身も必死なんだけど、 そんな生命の危機と天秤に掛けないといけないような苦手なものがまた別にあるとは(苦笑)。
秘密を握る吸血鬼っ娘たちは主人公が吸血鬼になると決心するまで手を出さないという協定を結んでいるので、 出し抜かないようお互いに牽制しつつ、主人公が他の吸血鬼の魔の手から守るという奇妙な関係を形成してますので、 和やかで賑やかでありながら絶妙な緊張感がありますね(苦笑)。
※9日にようやく第3話も読破しました。こちらは吸血鬼サイドでの内向的な問題がメインとなっていて、 ウチはそういった方向の問題が提示されるとは予想していなかったので意外に思った。 それがどういったことかについては……とりあえず伏せておきます。
全体的には用意されているキャラクターを全て使い切っていないし、ついでに言えば主人公がまだ人間のままなので、 続刊はあるなぁと。吸血鬼ヒロインに囲まれている状況でその吸血鬼化というゴールまではすんなりといかないっぽいし。 そのゴールにしても主人公吸血鬼化ではなく、 村の吸血鬼化のきっかけとなった神父の帰還と永年の問題の解決こそだね。
文章についても変な癖はないので読みやすいしテンポも良い感じ(巻末見たら自分の思っていた以上にいくつ物シリーズを書いているベテラン作家だったみたい)。 舞台設定にしてもそれなりに組み立てられているので「治水村(表名)」という田舎の村の雰囲気は出てますね(神社と巫女さんが居ないけど)。
もとより増刊号に収録された短編版もあらきかなおさんの挿絵で読んでみたから文庫版を手にしたという経緯があったのですが、 次からはその続きとして続刊を楽しみにしたいです。
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