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2009年7月 6日 (月)

創元SF文庫『銀河英雄伝説』『銀河英雄伝説外伝』全15巻をついについに読破

『銀河英雄伝説外伝(5) 黄金の翼』読了をもって、 創元SF文庫『銀河英雄伝説』『銀河英雄伝説外伝』全15巻をついについに読破しました!!

 収録順で最終話となる「汚名」は誰がメインとなる短編となるのか第1ページを開くまでドキドキとしておりましたが、 最後の主役はヤン提督でもラインハルトでもなく、なんとキルヒアイス。そしてミステリーものでした (『黄金の翼』ではなんかそんな推理物っぽい短編が多いですね)。
 ラストのラストでラインハルトが登場してますが、 最後にこの二人が一緒にあるというのは色々と思いを馳せる部分が感じられます。 と言うよりもこの『黄金の翼』という巻そのものが(全5話中4話に登場している)キルヒアイスのエピソード集なのかも。 なんせ本伝第1巻でキルヒアイスは退場となりますので、本伝のその後の歩みにおける空白をまるで埋め合わせたかのようです。

 そして最後に筆者の田中芳樹先生に色々と裏話を語ってもらうというインタビューが掲載(以前のものの再録)。 これを見ると田中芳樹先生の考え方もですが、発表当時の反応なんかも垣間見られますね。

 この『銀英伝』についてはまた折を見てまとめてコメントしたいですね。 そいえば前半あたりは自由惑星同盟側の腐敗振りを見てると現在における民主主義とされる政治の衆愚政治化を強く感じたものですが、 (帝国側と同盟側の両勢力が一新される)後半になるに連れて、個々人の登場人物の存在感が感じられ「英雄伝説」と冠する意味がよく判ったような気がします。 例えば内務省内国安全保障局長ハイドリッヒ・ラング、裏での顔に隠れた更に裏での顔の存在が結構印象的かなと。 あ~ちなみにトリューニヒトは反英雄だよな、絶対(笑)。

(7月6日未明)



(7月7日昼 追記)
淡色館の来島さんから『銀英伝』読了でレスいただきました。
 OVAも見てみたいですね、確かに。随分昔にWOWOW無料放映でユリアンの初陣の回までは見てはいるんですよ。 しかし全話が凄い量だというのも知ってるので(平野耕太さんが監禁して全話を強制視聴させる拷問ねたを『以下略』で描いてた)、 計画的に(レンタル100円日とかで)見てみたいです。
 その前にエンサイクロペディアとか関連本漁りかも(今後の続刊でもそういった副読本みたいなのは出ないッぽいですし)。

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