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2009年12月11日 (金)

ウチでも選んでみた、2009年のよかったエロゲムービー

【予告】美少女ゲームムービーランキング2009 開催します!  との情報や莫煩悩さんに反応して、ウチも今年のエロゲムービーの中から印象深かったものとかお気に入りな作品を挙げてみたいなと思います。 色々と先にしないといけない事が多いんだけど、このネタも書きたいって思い続けてましたので(汗)。

 なお、仕事ではエロゲコーナーデモ映像を50本、1GBのメモリースティックに入れてPSP⇒D端子で店頭上映してますし、 また自分用のPSPでも自分用のメモリースティックに収録して結構通勤中に(最後尾席でな)見てるので、 今年はかなりの映像を見ているんじゃないかな。
(って多過ぎな気がしたので今手元にある交代用のデモ用メモリースティックのデータを見たら、『天空のユミナ』FDの短いデモ5件で割り増しされているとは言え55本入ってました……1GBに)


 とりあえず手元のデータからお気に入り映像を選ぶんだから10選ぐらい簡単な話です……。

 10じゃ枠が足りないorz
(加えて途中までしか昨晩書けず。一晩挟んで書きまとめてます……)

(参照)

 【美少女ゲームムービーランキング2009】 いまじならっくさん
莫煩悩さん【2009年エロゲームービー BEST10】
ウチでも選んでみた、2008年のよかったエロゲムービー2008
2009年に公開されたエロゲムービーまとめ(spring efemeral:エンドーさん)
 ていうかいつの間にADDBから派生してたんでしょうか……(汗)。


『タペストリー -you will meet yourself-』デモムービー
 light

主題歌“ピースワーク”という曲がギターをメインとしたかなりシンプルな曲となっているのですが、 歌詞もそれを綴る歌も大変爽やかで、それがカットを重ねて映像的に見せた演出と相まってました。 加えてただ爽やかなだけでなく、コメディっぽい演出をいくつも散りばめる事でかなり楽しい映像になってます。


『桜吹雪 ~千年の恋をしました~』デモムービー
 Silverbullet

※発売がちょうど4月という季節感に合わせて発売となったタイトルです。それはもう桜の花びらでいっぱいな映像で、 主題歌“花霞”の華やかでいて強く勢いのある歌が彩を添えてます。今見ると春が恋しくなること必至です。

『ナツユメナギサ』デモムービー
 sagaplanets
KOTOKOさん歌う今年のデモ映像の歌でもこれが一番なのでは。冒頭の映像とか全体的におしゃれなデザインとなっていた事が印象に残ってますね。


『トロピカルKISS』デモムービー
 Twinkle

※某ゲームキャラ担当の方がメイン原画をされると聞いて期待してたのに流通違いで取り扱えなかったり、 体験版がウチのパソと相性が悪かったのか動かなかったりと、残念な事が多かったのですが、 それを思いっきり打ち消すぐらい、映像全体、歌全体に遊びが行き届いているある意味電波映像(褒めてる)となってます。
『明日の君と逢うために』でのCGカットを色々と動かしまくった演出に(各方面でも言われてましたけど) 『いただきじゃんがりあんR』のあの映像演出が加わった、もうそれだけでも面白すぎます。 今年のエロゲデモの中でも特筆となる一本です。


『花と乙女に祝福を』デモムービー他
 ensemble

※映像の方は、主人公が双子の妹に変装(女装!)したりする以外は特段な演出っていうのはなく、 むしろ平均的な映像ではあるのですが。しかしOPの主題歌PVで流れる歌が可愛らしかったり切なそうな感じの良い曲で、 それを聴く為に映像を見ていくうちに、なんか映像で次々と流れる「乙女の園」な雰囲気に引き込まれてしまうのですよね。 いやそこに一人(?)男がいるし
 OP映像やPV映像でそういった雰囲気をアピールしたからか、 実際にも(『おとボク』には至らないにしても)かなり好評だった印象です。


『すまいるCubic! -水平線まで何マイル? アフター&アナザーストーリーズ- 』デモムービー
 ABHAR(アーヴァル)

※新ヒロイン千鳥水面を推しながらも、 前作の販促絵と新規CGを(ギリギリなカットで)使ってみた感じの映像ですが、 Ritaさんの歌う“reach for the runway”のノリとともに(青春ものがメインだった)前作とは少し違う雰囲気があります。 目標へ全力を一辺倒に投じるという前作のOPのイメージから、 (それよりも周りと親密となった頃のカットが多いからか)少しくだけた感じと言いますか。


『鬼うた。』デモムービー
 130cm

※ちょっと演歌っぽい雰囲気です。これもRitaさん歌ってるんですよね。
 見せ場は「駄々甘え合戦」というか騒動・ストーキング(苦笑)そして修羅場! カットインされるセリフとかテキストが面白すぎです。そのテキストカットインが最後には歌詞とリンクして綺麗に締めているという丁寧さもポイントでした。


『星空のメモリア』デモムービー
 Favarite

『星メモ』FD応援バナーに姫榊姉妹のも用意してくださいようっ。
 キャラクター紹介でのカット演出の賑やかさやそれ以外の演出でも、 全体的に意外なぐらいのスピード感があるなと今更ながら思いました。重ねられるカットの数々は……プレイしているだけに表立っては見えてこない色々と切ないものを思い出してしまいますな(汗)。


『Trample on ”Schatten!!” ~かげふみのうた~』デモムービーなど
 TAIL WIND

※話題になってきた所で9月の末にブランド解散となってしまったメーカーの遺作です。
 戦隊物っぽい雰囲気がカッコいい感じのカットの数々から感じられます。 特に明るく後押しされるような応援曲(?)みたいな主題歌とは真反対のトレーラームービーは少し渋く重い感じで、 そういった空気が映像演出にも染み渡るからか、例えば同じようなカットであっても違った印象を持ちますね。


『聖剣のフェアリース』デモムービー
 LITTLEWITCH

『シュガーコートフリークス』は年明け後に延期しましたので今回こちらだけを。
 デジタルっぽい曲や映像雰囲気や動きの激しいアニメーションのイメージもあるんですけど、 一番印象的なのは冒頭のお着替えのシーンです。いやいや、ただ女の子が服を着ているだけ身づくろいしているだけなんですけど、 その振る舞いのシャープさがかっこいいなぁと思ったんですよね(あれ、ウチの反応の方が変?)。


『ましろ色シンフォニー』デモムービー
 ぱれっと

※秋から冬にかけてのお話とちょうど季節感がマッチしたからでしょうか……。 ちょっとデジタルなポップって感じの橋本みゆきさん歌う主題歌“シンフォニック・ラブ”をデモ映像から抜いて携帯電話の音楽プレイヤーに登録してるのですけど、 気付けばプレイヤーの「よく聴く曲」ランキングで『あけるり』主題歌“Eternal Destiny”を追い抜いて1位となってました(苦笑)。(……季節感補正?)
 全体的な白い雪のイメージを装飾にちりばめて華やかさを持たせつつ、 ぱれっとお家芸の背中側立ち絵など取り入れた演出は……道端にこちらへ振り向いてくれる笑顔のメイドさんがいないかなぁと本気で思わせてしまいましたデス。 あのシーンだけでもアンジェさんの魅力が詰っているかも(もちろん第一印象という意味でですが)。



『しろくまベルスターズ』デモムービー
 PULLTOP

※この記事を書き始めた日に発売準備をしてきて、一夜明けてちょうど本日の発売となってます。買って来ましたが予備知識無いので『かにしの』の再来を期待できれば。
 と、ちょうどタイムリーなタイトルとなってます(笑)。クリスマスという季節感もまたタイムリーですね。 季節感補正も若干入りそうなので……プレイしたらまた少し印象が変わりそうでコメントしにくい(汗)。
 メインキャラの紹介演出は一見(星を散りばめてはいますけど)そこまで賑やかではありませんが、 それぞれ違うパターンのカット差し替え演出であったり、 カットひとつひとつをしっかり見せようと時間を置いている事で (こうして取り上げたくなるくらい)特別印象に残りやすくなってるのかも。


『FlyableHeart』デモムービー
 ユニゾンシフト

※危うく忘れそうですが、今年の最初頃って『シャイニングフォースフェザー』と『FlyableHeart』、 2タイトルでいとうのいぢさん絵が登場してたんですよね。
 お菓子とか雰囲気とか色々と甘酸っぱい雰囲気があり余り過ぎだと今見ても思うのですが(苦笑)、 一番ユニークなのはメイン・サブキャラの紹介の仕方。1ページのカットずつ紹介していくんですけど、 その後ろ(!)に次と更に次が控えているんですよ。 ページを捲るように曲のリズムに合わせて小気味よく見せる演出は中々楽しいものです。
 淡い雰囲気とか詰め込まれた主題歌“Flyable Heart”も今年の主題歌の中ではかなり素敵な曲の一つですね。


『eden* 』デモムービー
 minori

※予算的に未だに買う目処が(涙)。また品切れが早々だった為に店頭での上映期間もやや短かったかもしれません。
 それでもこれまでの新海誠さん作成のアニメーションで培われてきた、物語性やそれぞれの場面の劇的な演出の数々は、 今年もminori作品のアニメーションデモ映像に圧倒されたの一言に尽きます。 奥行き深い空間性を感じられる映像美も引き込まれるかのようですし、 それに映像の細かい所には色々と物語の鍵となりそうな何かがあるみたいです。 メイドの人から軍服“だった”人に彼女は託された? とか読み取れますし。
※この他にも『真剣で私に恋しなさい!』『WLO 世界恋愛機構』『バルドスカイ』『幼なじみは大統領(特に予告編風の映像がヤバイです)』、 それに嘘と本音の2種類を用意していた『嘘デレ!』(箱入り娘ってそれは意味が違う、それ ダンボールや、通販のw)、 が挙げられるかな。

 ちなみに今回は『祝福のカンパネラ』ヒロインPV及びOP (ういんどみる)と 『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』 (AUGUST)を選から外してますけど、 だってこれらは去年にウチでも選んでみた、2008年のよかったエロゲムービー2008で既に取り上げてますから(汗)。去年ではなく今年に挙げるべきでしたね(滝汗)。
 それと同様の訳で『シュガーコートフリークス』は今回の選定から外してます。来年ではきっと挙がってくるでしょう。

※今回の傾向としては、歌や曲の良さに映像とのシンクロなんかは言うまでもないですが、 加えて登場キャラクターをどう印象的に紹介するか、その演出方法にも注目したような感じがしましたです。
『星空のメモリア』と『しろくまベルスターズ』『FlyableHeart』『桜吹雪』『タペストリー』。 これらの作品は、それぞれのやり方で紹介するキャラクターをアピールしてました。こうして印象付ける事は実際非常に大切な事ではないでしょうか。

 そしてこれも映像の本質だから今更ではあるのですが、その映像に遊び心という楽しさがある事も大事です。 そういう意味では『トロピカルKISS』なんかはただノリが電波な感じだという感想には留まらないものがありました。

(2009年12月11日 19:00)



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