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2010年1月 1日 (金)

2009年私的重大エロゲニュース(下半期編及び総合)


《2009年10大エロゲニュース》 企画関連の《2009年の主だったエロゲ業界の出来事をリスト化》は結局8月末まで断念となってしまいました。 多忙期とも重なり、8月だけで5日も掛かってしまい、さすがに時間が足りず……。


 そんなグダグダ状態となりましたので、下は気にどういった出来事が在ったかは細かい事が全く判らないままとなってしまいましたが、 それでも記憶に残る範囲で挙げられるだけ挙げていこうと思います。
 まずは先に挙げていた上半期について復習。
(上半期分)
◆「痛」ラッピングが裾野を広げる
◆『さくらさくら』が今年6月についに発売
◆でぼの巣製作所がデビュー
◆CROSSNETの業界撤退と各ブランドの独立

◆新技術「フェイストラッキング」システムを発表 TEATIME 『Tech48』
◆コンシューマギャルゲーやエロゲのPSPへの移植が拡大
◆陵辱系ゲームソフト、製造・販売が禁止
◆エロゲメーカーminoriが海外からのアクセスを遮断

 以上については、下半期での話題を加えての一部書き足しもあります。


◆Littlwitch、新年1月発売の『シュガーコートフリークス』をもって活動を停止すると宣言
◆TAILWINDが活動を停止。

 忙しい12月の最中、イノグレとの合同イベントや『シュガーコートフリークス』発売延期発表の直後の唐突な宣言に、 色々なサイトでも戸惑いと惜しむ声が挙がりました。そして業界市場の厳しさも浮き彫りに。

 TAILWINDは『シャッテン』がデモ映像や内容で話題となった直後の経営不振による活動停止となりましたので、 これもまた多くのサイトが惜しんでました。
◆コンシューマギャルゲーやエロゲのPSPへの移植が拡大
(以前のテキストを加筆)
 PS3普及とともにPS2市場が縮小する流れが2009年に入って決定的となってます。 一部ではPS2の販促展開コーナーの縮小ともなしましたし。
 加えてPSP『Air』『CLANNAD』などが好調に売れていった事も刺激となったのかもしれません。 ちょうど中高生に『モンハン』や『ファンタシースター』でPSP所持率が上がった事で PS2よりもPSPの方が市場が広がってきてるのですが、 特にそういった若い年齢層の購買客が目立っていた印象があります(レジに立つと特にそう感じた)。

《PSPソフト開発ツール、大幅値下げ 50万円から15万円に》というニュースも6月にありましたので、 移植作業へのコスト低減(PS2に先に移植しているならそのままPSPに再移植でき、コストも更に抑えられる?) が更なるPSP移植タイトルの広がりを後押しするかも知れないなぁ……と思ったら既に早くから発表のあった 『ティンクルくるせいだーす』以外にも、 『夜明け前より瑠璃色な』『11eyes』、そしてあの『クロスチャンネル』、更には『乙女はお姉様に恋してる』 と移植タイトルが年末にかけて発表され続けました。
 女性向けについても『ハートの国のアリス』『学園ヘブン』が発売となるなど似たような傾向にありますね。

 しかしながらこの傾向に抗うかのように、minoriの『ef』がPS2への移植を発表してます。 大容量高画質な分、開発コストのかかるPS3への移植、 手頃サイズ感はあるもののテレビ画面サイズでの見せ場に不向きな携帯機、とそれぞれ得手不得手がある中、 まだギリギリで現行機扱いなPS2への移植は選択肢としてはまだ残っているのかもしれませんね。
 一応、PS2へは12月の『リトルバスターズ』以降も『プリンセスラバー』『スズノネセブン』と移植作が控えてます。 また、PS3のPS2への対応化(割と願望に近いけど)やPS2ソフト開発ツールの値下げなどあればもしかするとまだ続くのかも?
 それはともかく、『ef』ならカット演出などを生かすのであれば小さな画面よりも寄り大きな画面の方が相応しいでしょう。 加えてそういった演出とストーリーが映像に近い雰囲気を出してますので、テレビで長編映画を見るという感覚に近いですから。
◆3Dゲームの技術面での大きな変化 『Tech48』から『らぶデス4』、『リアル彼女』
 先の規制問題のきっかけでも取り上げられてしまい矢面に立たされてしまいましたが、 それでも尚新しいものを目指していった……そんな成果が来年2月に発売の『リアル彼女』。 その高スペック必須を早くから告知する姿はまるでかつての(ユーザーPCのハイエンド化を引っ張り挙げてきた) アリスソフトのようでした。
 そして「3D映像」という年末のトピックスを予想していたかのようなあの「立体メガネ」付きのチラシには、 驚きましたし正直に言って「立体メガネ」が懐かしすぎて大笑いしてしまいました。 いやこのユニークさは今の市場には大切です。

 TEATIMEも『Tech48』で「T-CAM」という装置を使った「フェイストラッキング」を導入してましたが、 更に年末の『らぶデス4』では「茶とーく」や「茶ろいど」というシステムを導入。
 一般的な台本に捉われたエロゲとは全く違った世界、仮想のキャラクターとのコミュニケーションの追求が、 こういった技術面での進歩を促したと言う事でしょうか。
 なお、この「T-CAM」は『リアル彼女』でも導入されます。

 このように2009年は新しい技術が多く導入された年となってたみたいです。 これだけ開発陣に意欲があれば来年以降さらなる進化を遂げるのかもしれません。
 問題は高スペック化にユーザーがどこまで追いつけるか、でしょうけど。ウチはまず無理です。
◆「秋葉原電気外祭り」を夏・冬のコミケの時期に開催
 冬は一日だけ開催日が重なっただけです。
 ウチは夏コミの時に1000円料金渋滞を見込んで(例年よりも一日早い) コミケ初日に上京しまして、駿河地震の影響で大きく遅れた夜行バス到着後に直ぐに足を運んでました。 その時の印象だと、各ブースがこじんまりとしていて分散していた為に、街中の人並みに溶け込んでしまったかなぁといったものです。
 コミケ初日で分散した事と、自分自身がイベントの全貌を把握しきってなかった(出発直前までコピー本を準備してましたので) 為に、無計画にいた事も原因かなぁ。夕方のminoriのイベントの方はやはり注目を集めるだけに多くの人が並んでましたけど。

 しかしながら第2回となる12月の開催では、『ましろ色』旋風直後のぱれっとなどの参戦もあった上に、 コミケと時期を少しずらしての開催でしたからか、1000人規模の列とか恐ろしいぐらいの参加数になってたみたいです。

 開催時期を2つのパターンで試みたという事は、次回にはより効果的な時期に開催を計画されるんだろうな、と思いますね。

 これに対して春と秋に東京と大阪で開催され続けている「ドリームパーティー」の方は、 秋の大阪を去年と今年とで比べてみても参加者及び出展企業の規模は縮小した印象。 特にドリパ大阪は西日本唯一の大規模なイベントなはずなのですから、 もう少し工夫を図って出展増加と参加者増員を頑張ってもらいたいです。
 というか大阪の6月開催はもう夏コミ直前みたいだしなぁ(汗)。
◆紅白歌合戦で水樹奈々さんがアニメ『ホワイトアルバム』主題歌を歌う。
 というかさっき放送を見てて曲の紹介の所に「作曲 上松範康(Elements Garden)」って上がっていた事の方に驚いてます。
 ゲーム関連の曲で紅白で流れたのは過去にもあったかもしれませんが、 ギャルゲー(正確にはエロゲ)原作のアニメの関連曲が歌われたのは初めてでしょう。 曲そのものは普通に良い曲で、特段アニメの曲という印象はありませんでしたけど…… これは単に未放映エリアに住むために未だにアニメの方を見た事がないからかも、ウチの場合は。
◆『ドリームクラブ』『ラブプラス』『アマガミ』といったコンシューマから発信されたソフトの台頭
 特に『ラブプラス』は販売側の予想を越えた売れ方となってた印象です。
 そしてテレビでも話題に挙げられてて…… 先日も朝早くに放映されたNHK番組で(結婚式の映像が)取り上げられた事から母上から問い質しを受けてしまいました(汗)。

 DS持ってないし、毎日世話するのが大変で面倒そうに思えてしまうので、シーマンを女の子に置き換えてみたものかなぁという印象です、申し訳ない。 実際にユーザーになればもう少し違った印象になるかとは思うけど、やはり毎日対話となると面倒そうです。後、 豊満過ぎて好みの子もいないデスし。

 同人とかの二次創作で題材となるゲームは、ショップでの並び具合を見ても圧倒的に『ドリームクラブ』『ラブプラス』が多かったです。 エロゲより抵抗感なく手に取られるユーザーが多い事に加えて、同人作家が題材に求めるだけの魅力がそこにあるのかもしれません。
 そういったファンユーザーからの支持をエロゲ業界的にも上手く取り入れられればいいのですけど。
◆不況などによる影響 エロゲの売上不振
 現場からの印象としては、去年以上に二極化が進んでます。売れるタイトルはそこそこ売れますが、 売れないタイトルは販促で紹介強化を図るとかテコ入れしても売れ難いです。
 加えて以前の定番タイトルについても発売から年数を過ぎてしまった事も重なり、 以前より売れにくくなってき始めてるみたいです。

 価格に見合った内容であるのか、不良・未完状態ではないか……といった不安要素に対して慎重になっている事に加えて、 やはり不況の影響がユーザーの財布の紐にも影響を与え始めているのが実感ですね。

 加えてデフレ傾向が2010年も強まるのでしたら、需要と供給との価値感のズレがより深刻化して、 それが足を引っ張る形で市場の更なる萎縮が生じかねません。  作品の価値を貶めないような工夫、9240円フルプライスに捉われない充実した内容や適切な価格、 そして販売方法から販促の仕方までより工夫を凝らす必要が製造・販売側に求められるのでしょう。
◆ショップ店頭と連動した企画の実施
 通販などに圧され気味だった店舗へのテコ入れとしていくつかの企画が行われてます。

 ABHARは月2回に予約者へ店頭でトレカを渡してスタンプを押すという企画を実施して、 予約から発売までショップに足を運ぶよう促そうと試みてました。
 Selenは全国各地のショップにオンリーワンの『はらみこ』等身大POPを設置して、その発見を報告してもらうというイベントを、 ALcotは『幼なじみは大統領』の企画として全国いくつかの店舗に大統領選挙の投票箱を設置し、 そこでの投票数をネット投票と連動させるイベントを、それぞれ店頭で実施。  Innocent Greyも『クロウカシス』にて、「生き残るのは誰だ? そして犯人は LOT12キャンペーンを店頭配布パンフレットにて実施してました。
 また、予約時引渡し特典のあるタイトルも今期では目に付いてたかと思います。

 ただ、それがどこまで作品の売り上げや周知に貢献できたかどうか、 もう少し検証して2010年の販売促進に活かして欲しいですね。 店頭に足を運んでもらえるような企画自体はショップ的にも歓迎です。
◆丸戸史明さんwith企画屋が手掛ける作品が発表
 まずは『ホワイトアルバム2』ですね。ある意味、去年では予想もしなかった出来事です。 確かに最近の丸戸さん作品が同人ノベル『めもらるクーク』だけでしたので、そろそろPCにでもと思ってましたけど、 その組み合わせは本当に想定外。
 また雑誌での発表のあった『太陽の子』ではねこにゃんさんとで再びタッグを組まれてます。 しかしこちらは複数の著名な原画・シナリオの名が連なっているので、どこまで一体感を持たせつつ個性を出せるかでしょう。

 シナリオライター関連だと他には中央東口さんがガガガ文庫でオリジナル作品『アイゼンフリューゲル』を上下2巻で完結され、 2010年には『ブラックラグーン』のノベライズ第2弾を手掛けるそうです。
◆延期する作品、完成する作品
 去年の4月の桜の季節に発売予定だったはずが14ヶ月経て……。何度予約券を作り直したんだろ……、ともかく6月に 『さくらさくら』が無事発売になりました。
 製作スタッフの病欠による遅延が原因でだそうですが、その陣を崩さず、 更には昨年の他社作品「未完成」騒動も影響してか、 クオリティを上げながら完成させた『さくらさくら』は全体的によく出来たソフトとなったそうで、 実際販売の方も大変好調でした。

 遅延で対照的といえばSymphonyの『Tiara』。
今年3月末の発売予定に対してメーカーサイト内での情報が乏しかった上に、 その発売予定月になって声優の方から「音声収録がまだ」だと言う話が飛び出した後、 やや遅れて延期を発表するなど、フォローが後手に回った印象がありました。 『Tiara』は今年7月に発売されましたが。

 タイトルが読みにくく長い『ディエス イレ』も12月でどうにか完結をしたのでしょうか?  以前みたいに未完を騒ぐ声は耳にしてませんが。

『ひしょ×ひしょ』のように延期しても未完成という昨年と同じ出来事もあったし……。 更には数ヶ月も延期するタイトルも出てきたりと(『恋色空模様』と『星空へ架かる橋』)、 延期自体は余り良い印象をもたらさないなぁ。予約券作り直しが面倒ですから(マテ)。

 そして『Garden』の追加バッチは……とうとう年を越してしまい発売から2年を迎えますね。
とりあえずこんな感じになりました……あ、年越したのであけましておめでとうございます。
   ↓
※仕事から帰って更に加筆修正してます(汗)。昨夜は寝オチ寸前な状態でテキストをあげてましたものでorz  いくつかは趣旨がよく解らなくなってたり収拾つかないものもあったし。

(2010年1月1日 2:15)

(2010年1月1日 23:25)



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