« 2010年3月22日 | トップページ | 2010年4月1日 »

2010年3月28日 (日)

ここ最近の購入物と『迷い猫オーバーラン!8 I'll let you adopt me!』

 (関連 スーパーダッシュ文庫『迷い猫オーバーラン』)
 (関連 ぺこさんの画集が4月に発売だそうですよ!!)

※スミマセン、体力と調子が持続しなくて今週ほとんど呟いてばかりでした(汗)。 というか映画を見た次の日からは仕事の連続で、 休暇も要件を済ませたり、26日みたいに朝だけ仕事したりとフルタイムでの休暇が取れてなかったのですよ。
(以下のテキストも26日の夜から断続的に書いてましたが、途中『BILLY BAT』関連メモを書いたりした為に数日掛り)



 今週の購入物などはこちら。国防費がかなり抑制されている状況なので、 これ以上に欲しい本やCDもあったんだけど購入できてませんorz

◆『迷い猫オーバーラン!8 I'll let you adopt me!』 スーパーダッシュ文庫
◆『ぺこ画集 ぺこのきせき』チラシ (ぺこさん)
◆『ANIME GUIDEBOOK 2010SPRING (無料配布)』ジェネオン
アニメ『WORKING!!』スペシャルガイドブック
マジキュー4コマ『ましろ色シンフォニー(1)』
◆マジキュー4コマ『夜明け前より瑠璃色なMC (4)』
『ef-a fairy tale of the two.ビジュアルファンブック』
◆『WHITE ALBUM2 -introductory chapter-』初回版 Leaf
 と、初回版同梱ノベル、予約特典フィギュア
◆『BILLY BAT(3)』

『迷い猫オーバーラン(8)』は26日に買った帰りのバスで読み始めて帰宅後から夕方まで一気に読了してしまってます(笑)。

 第8巻では劇場版なノリを意識した作品だけあって、 いつもの「迷い猫同好会」の日常が少し賑やかになっている状態とみんなが助っ人している洋菓子専門店『ストレイキャッツ』の日常も描かれながらも、 いきなり海外展開とか非日常な戦場に出くわしたり話のスケールが大きくなっちゃったりと、 色々特盛り状態になってます、しかもシリーズ(ほぼ)オールキャストで。

 今回最も異色なのは非日常的展開があるという事。 その為にシリーズのこれまでと何かが変わるのかもなんて危惧しましたが…… どんな困難な出来事であっても色々な壁をぶち抜いていつも通りに円満解決ハッピーエンドしちゃってます。 蓋を開けてみればやはりこれは『迷い猫』シリーズです。
(その非日常展開はしかしながらその海外舞台においては日常でもあるんですよね)


 前回の新部員加入の騒動が落ち着き始めた頃に起きたのが、あの乙女姉さんが中東アスラン王国で失踪したという一大事。 居ても立ってもいられない巧は姉を助けるべく海外に旅発つ……。
 今まで巧自身は海外という難しい場所での乙女の「人助け」を見た事がなかったので、 今回初めての海外で初めてその現場での活躍を目の当たりにするんですよ。

 ……というのだけが今回のメインじゃないんだよなぁ(苦笑)。 スーパーダッシュ文庫特集『迷い猫オーバーラン!』でも事前に触れられてた様に、 「千世クローズアップ!」なのです。
 確かに2巻で表紙を飾って以降は、 活躍はしていてもラストのオチに大きく関わったかというと余りそうでもない感じなんですよね。 というより大まかにシリーズ読み直しただけなので見落としあるかもしれないですが、 どっちかと言うと「竹馬園夏帆お嬢様」の方が色々と暗躍しちゃっている分、 存在感あるくらいだし(そいえばファーストキスも夏帆さま先取りでした)。

 だからという事でテコ入れしてみたら、千世が巧と2人だけ(!)で海外に飛び出すという展開になっちゃってます。
 千世は当初、学園理事長の娘という金権力を持って傍若無人な振る舞いを見せ、 余りの非常識行動が大変な騒動を引き起こした事もありましたが、 シリーズを通じて文乃や希とフェアにあるよう、 少しは年相応の思慮を持って我侭を抑えようとするなど心だけ(w)が成長してきてました。
 今回クローズアップされた千世は、 そういった成長に加えて外国語でコミュニケーションするスキルが発揮されるなどパワーアップしてます(笑)。 というよりいつも傍にいる付き人が誰もいないから全て自力(と巧の協力)で解決しないといけないんだから、 そうでもしなければサバイバルできないですって。
 パワーアップはいいけど……P135では大変な事がっ!! なんと

『迷い猫』シリーズ挿絵の中で最も素っ裸(に近い)挿絵!!
シャワーのホースと戯れてるサービスシーン!!

ただし千世の見事なスレンダースタイル(爆死)。


(コミック版の方だと既に文乃と希が予想外の素っ裸だったりするから千世はリードではなく追いついたと言うべきなのかも知れないデス)


 この『迷い猫』シリーズの隠し要素は人と人との横繋がりのネットワークという「人情もの」な雰囲気だとウチは思うだけど、 この第8巻ではそれが家康たち日本残留組が活用した「ツイッター」(相変わらずネットでの流行取り入れてますな)と、 乙女姉さんのこれまで繋いできた人助けの積み重ねネットワークが結び付いた事で、 シリーズでもありえないレベルの世界的「人情」が発動しちゃってます。
 もちろんそんな外からの応援だけではなく、行動する巧と成長した千世の活躍、そしてやっぱりこの人が最強(苦笑)、 乙女姉さんの存在感があってこそ、今回の難題をハッピーエンドにしたと言えますね。

 今回はそれにしてもシリーズに登場したいろんな脇役が顔を出してますなぁ。表紙では女子生徒の格好だけど実は●の娘なクリスや、 千世養育係の執事セバスチャンやメイドの佐藤さんに鈴木さん、 謎が多すぎる鈴音町の老人会長老ヨネさん、乙女さんの影響を受けた色々な人たち……1巻目からしっかり読み直して見るといいかもしれない。

 ともかく期待以上。読み終えた後は中々の満足感に浸れました~。


 と、大満足はしてますけど、ちょっとツッコミ。
 クリスが●●を助け出すシーン、唐突な展開だったので余りにすんなりと侵入できちゃったのが引っかかりました。 読み直せば地元●●●が緊急事態で出払っていたり、ある意味本気で●●を監禁する気がなかったから、容易だったのかも。 ただ○○○勢力下に一人侵入させるというのは危険すぎないかなぁ。
 またアスラン王国の聡明な少年王(10歳)の位置づけも色々勿体無いかと。 エピローグで結構後半なんですよね。前半とかに挿話ででも顔を出して話に少し関わっているなら、 もっと存在感を示して話を膨らませられたように思えます。他の現地の大人たちの方がまだ目立ってましたからね。

 そういえば巧が不在中の『迷い猫同好会』では巧と千世が乙女を助けて戻ってくると皆が信じている中、 なんか不穏な動きが見受けられてるようですね(1年の柴田 仁の行動)。次の巻では何が起こるんでしょ?


アニメ『迷い猫オーバーラン』はWebラジオも先に始まり(拍手でも既に情報戴いてたんですが聴く間がなくってまだ聴いてないけど) 本放送もBS11で2010年4月10日深夜24時放送開始ともう直ぐです……ってウチの誕生日かよ(苦笑)。
4/10 アニメ『迷い猫オーバーラン』(BS11)
4/23『ぺこ画集 ぺこのきせき』ぺこさん
4/30『迷い猫オーバーラン!(1)』ジャンプSQ 原作/松智洋 漫画/矢吹健太朗
 その他主題歌CDも出るそうだし。『迷い猫』メディア展開は4月に本格的に始まりますね。



『ANIME GUIDEBOOK 2010SPRING (無料配布)』(ジェネオン)は裏表紙にアニメの『迷い猫』が来てる様にその情報が掲載。
 メインライターの木村暢さん、プロデューサー中山信宏さんによるインタビューと、設定資料にも使えそうな登場キャラの各ビジュアル・表情集、 芹沢文乃(伊藤かな恵さん)・梅ノ森千世(井口裕香)・霧谷 希(竹達彩奈)対談とOP・ED曲紹介が掲載されてます。
 Webラジオ(音泉)は毎週金曜更新だったのかぁorz

(2010年3月28日 13:12 マジ出血大サービスな挿絵は実際に手にとって見て!)



| | トラックバック (0)

『BILLY BAT』 世界の歴史の闇を翻弄するコウモリ小僧

※先日発売された『BILLY BAT(3)』は連載中は割と微妙感あった戦国・伊賀編「百地武芸帖」編と、 次の章の冒頭部分(ビリーバット着ぐるみの中の人は……)が収録。
 この「百地武芸帖」編では、ある「巻物」を巡っての非情な死闘が描かれてます。 ザビエルが幼少に見たものを記した「巻物」。ザビエルの死の間際に奪われ日本に渡ったこれが、 WWII戦後にGHQの一部門が探す「古文書」なのかと思いきや。実は戦後にあったそれは一部を記した「写本」だったらしいです。 その「写本」が明智光秀を惑わしたらしいし。微妙どころか結構重要なエピソードでした。
 で、「巻物」は……伊賀のどこかに埋められているそうですが、果たして現在においてもそのままか否か?


※『MASTERキートン』『YAWARA!』『MONSTER』『PLUTO』とウチは20年近く(!)浦沢作品を読み続けてきてます。 その作品は考古学的なテーマなどの中に歴史や世界情勢、政治といった複雑な要素を交えてまして、 例えば『YAWARA!』でさえ、 ユーゴスラビアのザグレブからベオグラードまでタクシーで爆走するエピソードが内戦前の姿であった事や、 テレシコワとその周囲がソ連崩壊の影響を受けた事など、連載当時の世界情勢とは無縁ではありませんでした。
 同じく冷戦末期からソ連崩壊、東欧革命という歴史的変動を後半の舞台背景に描いていた『MASTERキートン』なんかは、 ウチの将来目標を決めた心の教科書的存在でした、目標果たせなかったけどな(w)。
 ちなみに『20世紀少年』だけは初動から見てなかったのでノーチェックだったりします。何かの機会に読んではみたい。


※『BILLY BAT』は『PLUTO』終盤辺りから始まった連載モノです。3巻まで出てますけど、 一見関連性の見えない様々な時代がシャッフルされ描かれている為に、何がなんだかすんなりと判らなかったりします。 3巻発売で切りがいいって言うわけではありませんが、 どうなっているのか現状把握をウチがしたいので、ここ数日ほど色々とメモって見ました (書きまとめるのに2晩掛かってるんですよ)。


※時代と場面が複雑に絡み合った『BILLY BAT』は、時代ごとに分けると大体こんな感じでしょうか。
◆【1世紀頃のパレスチナ】
メシアがある男に描いて見せた「コウモリ(白)」と、 その男と出会った少年ユダ(別人)が描く「コウモリ(白)」(は同じ物?)。少年ユダが相手をする2人の「コウモリ(黒)」。 ユダの描いた「コウモリ(白)」を描いたイエス・キリスト。しかしそれはユダの頭の中に浮かんだ物に過ぎなかった。

◆【戦国時代】
 2巻でイエス・キリストの弟子ユダを迷わした「コウモリ」が、16世紀にスペイン(ピレネー山地)の洞窟で少年ザビエルの目の前に現われ(3巻)、 ザビエルが「巻物(黒)」に描いて東洋に持ち込む。 ヤジローがザビエルから奪って日本に持ち込んだ「巻物」は伊賀の忍者に渡る。
 伊賀の3家(百地家・服部家・もう1族は福地家?)の間で(一部だけ)写された「写本(黒)」が服部家に、「巻物」は百地家に。 「巻物」は争奪戦の果てに(紀伊の百地家に届ける命を受けていた)勘兵衛によって伊賀のどこかに埋められ、「写本」の方は服部家から誰かに渡る途中に明智光秀の手に落ちてしまう。

◆【第二次大戦後 1949年】
 東京の路地裏に描かれた「コウモリ(白)」。知らず知らずのうちに「蝙蝠小僧(黒)」を主人公に漫画を描いていた日系人ケヴィン・ヤマガタ。 GHQ戦略諜報局に集められた古文書の中に埋もれた「写本(黒)」。日本で「蝙蝠小僧(黒)」を描く謎の漫画家・唐麻雑風。
「コウモリは白か黒か」を問う謎の日本人・来栖、「コウモリの古文書」を探すアメリカ人ファニー大尉。下山事件・三鷹事件。

◆【1959年のニューヨーク】
 日系人タクシー運転手ランディ・モモチ(!)。ゴールデンコーラのオーナーの息子(白人)と黒人のカップル。 フルシチョフがいる時代。アメリカ人の描く「ビリーバット(黒)」と「ビリーランド」

◆【JFK】
「ビリーランド」で働いていたオズワルド。ケネディ(⇒フルシチョフ⇒キューバ危機)。月探査。

 浦沢直樹のシリアスミステリー物『MASTERキートン』『MONSTER』『PLUTO』などでは、 謎の断片を散りばめる手法が思いっ切り使われてて読者を大きく悩ませた(推理させた)のです。 そしてこの『BILLY BAT』もまた、バラバラな情報が拡散したままなので、どこでどう繋がるのか着地点が全く見えません(苦笑)。

「コウモリ」の行方は戦国時代の伊賀でどうなってしまったのかを整理してみると、 「巻物」は勘兵衛に埋められ失われたかに見えたけど、 実は「写本」が抜け目の無い服部家の2代目半蔵によって作られていた事が判ってます。 部分的に写された「写本」は誰かに届けられる途中に明智光秀の手に落ちてますが、その滅亡後もどこかに存在し続け、 それがあのGHQ戦略諜報局に埋もれていた「古文書」。
 また「巻物」も失われたと見せかけて半蔵に埋められる現場を目撃されてます。つまり、 いつでも手にする事が出来る位置にあるという事。 しかしながら情報量が多過ぎる(コウモリに惑わされる)と半蔵は理解しているのだから放置してます。
「巻物」がその後にどうなってしまったのか、今後のエピソードで再び存在を示すのかもしれないですね。


 イエスの死、信長の死とその後、三鷹事件・松川事件。これらは予言か「コウモリ」の書いたシナリオか。

「コウモリ」を探す理由は、未来を知って世界を支配しようとする為。
「コウモリ」を隠す理由は、蝙蝠が描き従わせる未来の設計図に抗う為。
 大体の構図はそれぞれの目的を果たそうとする者たちのグループがある事でしょう。 興味から「コウモリ」を調べようとする者、 そして「コウモリ」を描く者もいますが、それらもいずれかのグループに至るかと。

 もちろん脇役に留まるかも判らないキャラクターも多いですけどね。 あの白人・黒人カップルは「白か黒か」との問いに対する答えの一つなのか? それとも別の暗示を担うのか?  日系人モモチと戦国時代の百地家、戦国時代とニューヨークを結び付ける意味とか?


 今連載の章ではオズワルドが登場してます。そうあのJFK暗殺犯だとされる人物です。 オズワルドはあの来栖とも接触しているだけでなく「コウモリ」の幻惑にも捉われている模様。 「コウモリ小僧」はこの時代に何を起こそうとするのか(表の裏で)、次の巻ではどこまで踏み込むんだろ?

(2010年3月28日 1:00)



| | トラックバック (0)

« 2010年3月22日 | トップページ | 2010年4月1日 »