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2010年3月16日 (火)

「東京都青少年育成条例の改正案」については当サイト及びサークルとしても明確に反対を表明します。

※「東京都青少年育成条例の改正案」については当サイト「犀の目工房」及び同サークルとしても明確に反対を表明します。

 憲法の保障する表現の自由や思想の自由に対して明確に違憲であり、 既に必要とされるゾーニング的配慮や法制度がある事からも不必要なものとしか言いようがありません。 それをあえて過度に強化するような必要性は果たしてあるのでしょうか?

 このような基準がきわめて曖昧で広範な規制は表現活動を萎縮させてしまい、 制約された表現活動の下では表現の幅や多様性が阻害されてしまい、ついには文化そのものが衰退に至ってしまいます。

 表現活動における制約を管轄する権利は、そもそもその表現者本人がその判断において持つべきであり、 それこそがその表現者の思想だと思います。
 その思想をただ意に反する・気に食わない・不快だからとして一方的に排除し駆除する事は果たして民主主義的な社会であると言えるでしょうか。 様々な意見を持つ多様性ある社会が、思想の価値観をぶつけ合い話し合い調整し合う過程が民主主義であり、 それに対して独善的に思想の価値を判断し押し付ける事は全体主義的な思想統制社会に行き着く事となります。

 またそういった一方的な価値を押し付ける思想統制は、考えるという人間の知能を発展させ文化を育んできた歴史の否定です。 何が正しく、何が間違いであり、何が危険で、何が安全で、行った行為の結果がどうなるのか、 どのように判断するのかを考える事は人間としてとても重要な事です。 過ちを知ることも、次にそれを回避する為に必要なのです。

 一方的な価値観による表現の規制・思想統制は、社会の多様性の否定であり、民主主義の否定であり、 行った行為の結果がどう至ってしまうのかを考え、知る機会やその想像力をも失わせる事となります。 それこそ、これから未来に向けて色々と考えて学ぶべき青少年の育成、そして考え発展させていく人間の可能性を阻害する事に他ならないのではないでしょうか。

(2010年3月16日 0:55)



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