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2010年4月 2日 (金)

『穢翼のユースティア』 登場人物名の素材? その2

 (今日のユースティア  関連AUGUST)
 (『穢翼のユースティア』 登場人物名の素材?)


※本来なら先月の『PUSH!』『テックジャイアン』発売後の辺りで触れるべきでしたが(と言うか情報が流れてから地元で雑誌発売されるまで数日も格差が生じるんですよ。情弱過ぎ)、 色々と諸事情があったりやや慎重さを求めた為、『ゲーマガ』発売後に遅れさせてしまいました。
 というか『ゲーマガ』買ってきても今度は平野耕太さんの連載漫画が突然最終回って言われたもんだからガックリして筆が進まなかったんだけど。 だって『ゲーマガ』買う理由はオーガスト記事とあの連載で50%ずつ占めてましたものですから。


※と言い訳を済ませて。これから今回新たに発表された登場人物について、 名前に何らかの示唆する素材があるのかもしれないと言うポイントで考察してみます。 相変わらず正解率0%な内容ですが(苦笑)。



【クローディア(Claudia)】

※欧州では「クラウディア(Claudia)」。
古代ローマの名門の一つクラウディウス氏族の由来する名前
(以上Wikipedia「クラウディア」より)



【リサ(Risa)】

※Lisaはエリザベスに由来する人名。

 ギリシャ語の「Elis(s)avet」に由来し、もとは旧約聖書の登場人物でアロンの妻にあたるエリシェバ (Elisheva)から来ている。ヘブライ語でエリシェバのエリは「わが神」、 シェバは「誓い」「維持」を意味し、あわせて「わが神はわが誓い」「わが神はわが支え」となる
(以上Wikipedia「エリザベス」より)



【アイリス(Iris)】

※アイリス(Iris)は、ギリシア語で虹を指すイリスを英語読みした語。
 アヤメ科アヤメ属の植物

◆「イーリス(Iris)」 ギリシア神話に登場する虹の女神
 イーリスはヘーラーの忠実な部下とされ、しばしば神々の伝令を務める。
(以上Wikipedia「イーリス」より)

※3人とも名前の由来にギリシャ・ローマのものが関わってました。
 その中でも「アイリス」はゼウスの妻・ヘーラー(ヘラ)の部下とされてます。 ヘラと言えば以前の考察においても直接の登場はありませんがその際に辿った神話エピソードにも幾度か姿を見せてましたが。

 これらの名前は「由緒ある氏族」「由緒ある名前」「虹」といった格の高そうなものや明るいものをあしらってますが、 これが本人自身の名前なのかと言うと姓が無い時点でかなり疑わしいです。 つまり彼女らが娼館に暮らす際に付けられたのではと(以前の名前を棄てさせられて)。
(※メルトに姓があるように、もしかすると後日名字が明らかとなるかもしれませんが)

 ちなみに【娼館「リリウム」】の「リリウム(Lilium)」はラテン語で「ユリ」を指します。 新約聖書では「ソロモンの栄華もユリに如かない」と、繁栄の象徴として用いられ、 キリスト教では「純潔の象徴」と見做されてました(以上Wikipedia「ユリ」より)。
 上辺だけの豪華さはその外観内装だけに留まらない、という事です。



【メルト(Melt Logtie)】

◆「メルト(melt)」
「溶ける」という意味。「メルトダウン」など


◆「Logtie」
「Log(丸太)」「tie(繋げる)」

※初音ミクが歌う曲にも「メルト」という曲があるそうです。

 多分これは神話に関連性のない名前でしょう。恐らく「心を溶けさせる」とかみたいな意味合いで名付けられたのでは。 実際、彼女は酒場「ヴィノレタ」を任される前(ジークの父親に身請けされる前)はリリウムの娼婦であり、 当時の娼婦街で最も人気があったのだそうです。
(※主人公・カイルが幼少期にその下僕として働いていた為、旧知の間柄だそうな)

 で、ちょうど4月1日にAUGUSTで「メルト」の紹介ページが公開されたのですが、 フルネームもあわせて公開されてました。「Melt Logtie」です。「ログタイ」という読み方でしょうか?
 意味合いは「ログ」を「記録」ではなく「丸太」と捉えてみると 「丸太 繋げる」という二つの言葉が浮かび上がります。 そのイメージは屋台骨のような強固な姿、「一度決めたことは曲げない強い性格」が現わされているかのようです(名前と性格のどちらが先なのでしょうかね)。

「ヴィノレタ」については、イタリア語でワインを指す「Vino(ビーノ)」までは判ったのですが、 「レタ」についてはスペルが判らない限り何ともいえないです。恐らく酒場に関連するのでは。



【ジーク(Siegfried Grado)】

◆「ジークフリート(Siegfried)」
 ドイツの英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』の主人公。北欧神話のシグルズと同一起源の人物。
 王ジークムントと王妃ジークリントの息子でネーデルラントの王子とされる。
(以上Wikipedia「ジークフリート」より)


◆「Grado(グラード)」
 度数法(角度の単位)の一種。十進法(10の累乗数)の角度単位グラードのイタリア語綴り
 イタリアの都市名。「程度」

※「牢獄」を実質支配する「不蝕金鎖」の現・当代頭。彼の下す判断によって他人の人生を変える力を持つとされてる。 また「下層」から「牢獄」に流れる物資を輸送する人足を一括して管理しているとも。

「ジークフリート」という名前は単純に見れば「力強さ」の象徴。 「牢獄」における最大権力者の地位を引き継ぐ為には、統べるだけの実力は当然として、 名前だけでも重みを持たせる必要があったのではないでしょうか(相乗効果も期待できるし)。

 そして「グラード」という姓ですけど、元々はただの階層間の物資輸送業を担う一族(商人のような)だったのではと推測。 「牢獄」に届けられる物資を独占的に統制出来た時、そこの生殺与奪を握ったと理解し、やがて実質支配するに至った……とか?
(参照 『電撃姫5月号』での『ユースティア』記事内Q&Aより)



【カイム アストレア(Caim Astraea)】

◆「カイム」
 悪魔学によるとソロモン72柱の魔神の1柱で、30の軍団を従える序列53番の総裁。元は天使の階級であったとされる。
 最初鶫(ツグミ)の姿で現れるが、後に燃え盛る灰か石炭の中で鋭い剣を持った人間の姿を採る。
 未来の出来事に対する最良の対応を教えてもくれる。

「ソロモン72柱」⇒イスラエル王国の第三代の王であるソロモン王が封じたとされる72柱の悪魔

(以上Wikipediaより)


◆「アストレア」
 ⇒「ユースティア・アストレア」参照

「アストライアー」
 神々の王ゼウスとテミス女神のあいだの娘。
 ローマ神話での正義の女神であるユスティティアと同一視された。
 ヘレニズム以降の比較的新しい時代の神話によれば、人類の段階的な堕落に失望して地上を去ったという。

※予想外というか……なんか凄く興味深い言葉が出てきたような気がします。
 元は天使だったという魔神で、鳥(ツグミ)の姿で現れ、人間の姿となり、未来を教える。

 既に雑誌などで公開されている世界観といった情報を合わせてみると、 「羽根」というキーワードと結び付きそうな気がしてくるので、この件に関する考察はここまでにします(汗)。

 元天使だった魔神(とは言え害を成すような存在では無さそう?と正義の女神の名前を兼ね備えているとは……。

※主人公の名前に関してですが、『PUSH!』だけが唯一「カイム アストレア」と表記してるので誤植かと思いましたが、 公式にもその名前でした。 果たして彼と「ユースティア・アストレア」との関係は何なのでしょうか?  身請けした事から同じ姓としたのか、それとも偶然に同じ名字だったのか。


※とりあえずここまで。特に主人公に関しては中々興味深い所があり、それに気付けただけでも収穫でした。

(2010年4月2日 23:15)

(2010年4月8日 0:35 OHPで記載されたのでリサの表記をRisaに修正)



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