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2010年7月 7日 (水)

『フォーチュン アテリアル』PS3へ移植決定!?

 (今日もやられやさんのまとめ記事より)
 (今日のユースティア)

※昨夜辺りからネットやツイッター上で急に挙がってきた(拍手からも情報着てました~)のがこの話題です。

『フォーチュン アテリアル』
PS3へ移植決定


 今週末に出る『コンプティーク8月号』の告知みたい。判っているのはこれだけです、今のところ。 詳しい事はその記事を見ない事には話しにならないのですが……10日発売かと思ってたら9日発売なのか! 翌日に地元でも買えるな。


 ツイッター上では概ね悲観的な受け止め方だけは見られないですが、PS3を持っていない人が困っていたり、 PSPじゃないの?といった反応もあったかな。ブルーレイや地デジで録画してダビングしたDVDも見れるからこれを機に買ってみてもいいと思うよ(ウチはほぼ映像プレイヤー扱い状態)。


※個人的には、PS3への移植という事であれば「イベントCGなどのHDMI出力対応高画質化」は当然なんだけど、 それ以上のプラスαについては慎重に見たいかも。

 PS3『ホワイトアルバム』でも採り入れられた「モーションポートレート」は開発コストと効果の意味合い次第かな。 表情変化ぐらいなら導入しそうですけど、身体の動きとなると大変そうに思える。 そもそもPS3の開発環境自体もかなり高価だと訊いてますので……。

 追加ヒロイン。美術部部長以外のヒロインですが……児玉 樹さんによるコミカライズでのアシストも今回はないですので、 今からそれを行うとなれば話の整合性とか色々と大変な気がしますけど、 オーガストのエライ人ならきっと頑張ってくれるような気がします。

 追加エピソードとかはあるんじゃないでしょうか。それから来年辺りだとアニメの放映もあるから、 新規オープニングでそのアニメも取り入れられるかもしれません(そうなると『はにはに』『プリホリ』以来の出来事かも)。


 これ以上ただのファンが想像してみても仕方がありません。オーガストを信じて、心の中で応援しましょう。

(2010年7月7日 12:15 PSP『伊織の野望』はどうなってるの?)



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現在のコンシューマ・ギャルゲのプラットホーム状況 (私見)

※とりあえず、現在のギャルゲの状況について自分の現場で見た感想を下にまとめてみます。


■(色々な意味で特殊なポジにいるんで)ギャルゲ販売の現場から言わせて貰いますと、正直もうPS2は厳しいです。 せめてPS3でもPS2ソフトが遊べるなら、市場としてもまだ活かされる筈なんだけど、そうしないソニーの対応にはさすがに理解に苦しみます (さっさとPS3に移行して欲しいという圧力という意味合いなんでしょうけど)。

 PS2の新規タイトルもギャルゲや女性向けぐらいしかありませんが、それらについてもPSPへのシフトチェンジが進んでいて確実にタイトルが減ってます。 こうなるとかつてのセガサターンやドリキャスよりも急速に衰退するんじゃないでしょうか。


■PS2の役を引き継いだといえるのが携帯ゲーム機PSPです。
 PSPについてはPS2で移植したものを再移植するパターンよりも、最初からPSPで出すタイトルの方が多いのではないでしょうか。

PSPソフト開発ツール、大幅値下げ 50万円から15万円に (ITmedia News)」


 昨年6月の記事ですが、その効果がどの程度なのか開発現場の声を訊く機会もないから判らないんだけど、 単純な意味合いでもかなり開発コストが下がったんじゃないかなと読み取る事が出来るかと思います。
 PSPソフト『モンスターハンター』シリーズなどのヒットでかなり幅広い層にもPSPは広まっており、従来のPS2よりも(通常版なら)定価もやや安い事もあり、 更にベスト版で価格を下げた『Air』『Kanon』なども比較的長く売れてました(さすがに今では鈍化)。
 PSPでの新作も『天神爛漫』が入荷して直ぐに売れる状況もありましたし、 去年だと『とらドラ!』がかなり売れてます。アニメ放映してない広島の地元でさえ売り切れたり商品の回転率も良かったので特に印象にあるんです。

 ウチ個人としては「携帯機の普及」「比較的価格が低め」という事のほかに、テレビがなくても遊べるという読書に近い手軽さも、 こういった携帯ゲーム機でのギャルゲの広まりを後押ししているように思えます(ギャルゲに限らないですが)。


■X-BOX360というプラットホームもありますが、『シュタインゲート』という昨年の話題作が異例だったのかも。 よほど360ユーザーでギャルゲも良く嗜む人でないと、話題性という部分でしか支持を得られない感じです。ただ 『アイマス2』が市場をもう少し牽引してくれれば、そこへ参入する選択肢も残っているかもしれません。 というか実際にその落差が激しすぎて。


■Wiiでギャルゲ? それなりに保有するユーザーもいるかもしれませんが、どの機種よりも一番過酷な道では?


■DSは画質的に厳しい……という状況が例の3DSの高画質ぶりを見ていると過去のものになるかも(画面の小ささが足枷)。
 でも既存のギャルゲではDSで出すという意義はどの程度なんだろう? イリュージョンとかがここ数年で築き上げている3Dなどの技術を活かしてみるというのもありかもしれないけど。 それこそ某社のコミュニケーションゲームと組み合わせれば最強かもしれません。


■最後にPS3はどうでしょう? 価格が下がったといってもウチの給料の1/3もするし、まだまだ正直高いです。
 でも、『メタルギアソリッド4』『バイオハザード5』のヒットに見られるようにテレビゲームのメインステージはほぼPS3にシフトチェンジしてます。
 加えてアクアプラスの『ティアー トゥ ティアラ』の健闘も現場では見てます。ギャルゲに近い位置にある『ロロナのアトリエ』も『アルトネリコ3』も売れてます。 そういった下地を経て6月に発売となったアクアプラスの『ホワイトアルバム』は、発売日当日にほぼ完売状況になる売れ行きでした。 同日発売の『トトリのアトリエ』とも良い勝負です。

『ホワイトアルバム』は美咲先輩ファンな自分も欲しかったんだけどお金がなくて(涙)。
 それはともかく、これは10年ぐらい前の作品だからほぼ新作同然の扱いでもあります。 有名声優の起用や高画質化、「モーションポートレート」という技術を取り入れるなどPS3への移植の為に色々な試みもなされてます。 (PS3『薄桜鬼』はPS2やPSPで割と最近にリリースされた物に「モーションポートレート」などを取り入れてたみたいですが、 既存のものであった事がやや足掛けになった感じです)

 PS3へのギャルゲ参入は、そのHDMI出力による高画質化への対応は必須ですが、 内容やボリュームに関しても昨今のエロゲ市場と同じく高いクオリティも求められるかと思います。
 そういった中身さえユーザーが満足いく物にしっかりしていれば、 更に高度な演出技術を採り入れて無理に開発コストを上げなくても受け入れられるような気もします、初めての移植であれば
 既存のタイトルをPS3へ再移植する場合は、『クラナド』のように高い支持を得ている作品でない限り、 プラスαの要素がないとかなり厳しいかと。まだPSPで出した方がヒットするかもしれません。

(※夏コミ本の仕上げで忙しいから、今思いついた事だけをあげてますし、開発現場や大都市での市場動向まで知らないので、 実際にはもっと色々な事情や現実問題が絡むかと思います。なのであくまでも個人的な見え方という事でお願いします……(汗) )

(2010年7月7日 12:15 あくまでも地方の一ショップとしての見え方)



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