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2012年3月21日 (水)

ネタ設定『魔法少女ほむらin第四次聖杯戦争』(修正版)

※恥ずかしいやら何やらで(汗)。去年の秋ごろに思いついて書き綴ってましたネタ話に矛盾した設定が見つかりました。晩飯を食う前だからついさっきです(爆死)。
 前半では元ネタ2作品が同じ時間で設定されてて、後半では過去と未来に分かれている……今になって気づくのが不思議なくらいです。 という事で、『Fate/Zero』という過去に『まどかマギカ』の未来が紛れるという方向に修正した上で加筆してみる。
 ……それ以外にも変な設定があったのでそれらも修正した上で色々と書き改めてます(滝汗)。
 そこは魔法使いが使役者を伴い争う戦場だった。

 世界改変後、魔獣退治に明け暮れるほむらとマミ、杏子とさやか、4人の魔法少女たちは、 ある日、離れた冬木の町の魔法少女が魔獣を倒し終えた後に突然消滅したとQBから知らされる。
 かつての魔法少女の魔女化や力尽きて円環の理に導かれ消失するのとは異なる事態。 特にほむらの強い希望で事の起きたという冬木の町に向かうが、その魔法少女らが消滅した場所に辿り着いた時、突然強い光に包まれてしまう。

 光が止むや否や突然の攻撃を受け身構える4人。暗く狭い空間、目の前には異形の男が立ち、 血生臭い臭いの先には既に倒された2体の魔法少女らとそれを弄ぶ別の若い男の姿があった。
 この地の魔法少女を殲滅したのはキャスター陣営。自らの力を高めるために生贄として寄り高い素材を集めようとしていたのだ。

 キャスターは「神は我に力を与えんが為により困難をお与えになるのですか!?」 等なにやら訳のわからない事を饒舌に口から垂れ流したかと思うと急に攻勢へ転じる。
 しかし4人の魔法少女たちは目の前の異様な光景に戸惑っている場合ではなく、 戦わないと現在の危機的状況から逃れる術はないと早々に理解していた事から既に身構えていた。
 それでも押し寄せてくる蛸の様に異様な物体にマミとさやかは恐慌してしまい、ほむらと杏子の二人だけが序盤は応戦する羽目となった。 気を取り直した二人も参戦し、4人でキャスターの放つ異物による攻撃を跳ね返し、攻勢を削ごうとキャスター本体を攻めようとする。

 キャスターの陣地で勃発した大きな力のぶつかり合いは、すぐに周囲にも漏れ伝わる程の規模に高まってしまい、 その騒ぎを聞き付けた他の陣営も戦いに加わろうとキャスターの陣地へ駆け出していた。
 先陣を切って登場したのはライダーだった。突然の横槍にさすがのキャスターも矛先をライダーに振り向けつつ後退し、 更なる増援の気配を察するや自らのマスターを伴い脱出を図ったのだった。

 突然の乱戦に乗じてほむらたちも脱出を図る。その際、ほむらは戦いの場でうろたえる別の若い男(ウェイバー)から時を止めて手引書を盗み見て、 あれらが「聖杯戦争」という聖杯を巡る争いの為に召還されたサーヴァントとそのマスターだという事を知る。

 辛くも戦線離脱した4人。ほむらは手引書に記されてたという聖杯戦争とそのルールを話して訊かせる。 そしてその戦いを目撃した部外者は情報を漏らされないよう抹殺されると告げて3人に生き残るために戦う覚悟を求める。
 生還する為と言うが、ほむらが参戦を決めた真意は今は喪失した鹿目まどかの受肉を聖杯に託す為だった。

 手引書からこの戦いのルールを理解したほむらは聖杯戦争を監督する言峰璃正の元に出向く。 自らを真のキャスターのサーヴァントと名乗り、 誰かが偽物だと訴える。そして今の不利な状況から身を守る為にマスターの正体は明かせないと言う。
 璃正はほむらが異質な魔術使いである事や先のキャスターとの遭遇戦での善戦振りに興味を抱き、 ほむら達こそ偽物だと知りながら参加を許す。

 ルールを訊かされていたマミ達三人はほむらの不在の間に話し合いを持っていた。そして 璃正の所から戻ったほむらに対して肝心のサーヴァントが自分たちには居ない事を尋ねるが、 ほむらは「まどか」という名前のサーヴァントを監督する者から託されたが、余りに非力過ぎるので安全な所に隠している。 それをマスターとし、自分たちをサーヴァントと称して戦うことを提案する。
 マミとさやかは最終的に生き残り窮地から脱するためだとして渋々承諾するが、 ひとり杏子だけは、ルールに関する情報を独占するほむらの行動に不審を抱き提案を拒絶。単独で戦うと言い残して立ち去ってしまう。

 少々の負傷なら直に回復でき、グリーフシードのストックも豊富な事から、 特にさやかは突撃と接近戦で攻めて有利な場所に引き込ませ、ほむらは時間停止能力を活用して策を謀り、マミは援護射撃と、 そんな戦法で戦うつもりだったが、最初に対峙したサーヴァント・アーチャーとの初めての実戦は想像を絶する戦いになる。

 餓鬼相手の遊びと見て手加減する英雄王ギルガメッシュが相手と知らないまま、 辛うじて戦いを維持している4人の魔法少女たち。どのような攻撃も受け付けず、素手で弾かれてしまうという戦況、 更には未だになんら反撃せず一歩も動こうとせず薄ら笑いを向けるだけという相手の不気味さに、 やがてさやかやマミは恐ろしい反撃を受けるのではないかと恐怖しついには座り込んでしまい、ほむらが一人奮闘するようになってしまう。

 さすがに限界を感じたほむらは時を止めて仲間とともに速やかに戦線離脱を果たすが、2人は初戦でもはや戦意を失ってしまった。 それからはほむら一人で何度か他のサーヴァントと戦おうとするも、魔獣と違い自律した戦意を持つサーヴァントとの力の差が余りに歴然とした為に、 早々時を止めて逃げ出すことを繰り返してしまう。もはや手も足も出ない事に愕然としてしまうのだったが、 この聖杯戦争は絶望する暇を与えない程の急展開を見せる。

 自らの陣地を失った後も誘拐等で生贄を集めて力を蓄えてたキャスターが魔獣化して暴れ始める事態が発生したのだ。
 これまでに何度も魔獣と戦った事のあるほむらだったが、 これまでに見た事がない異様な形状に恐れをなしてしまう。マスターを始末すればアレを消滅させられるかもしれないと、 キャスターと初めて対峙した時にその場に居たあの青年を探す事にしたほむらは、時を止めて野次馬の中を探し回る。 そして偶然そのマスターを発見し、迷わず射殺したのだった。

 しかしマスター死亡で消滅するどころか、キャスターは制御不能のようにこれまで以上に暴れだしてしまう。 そして魔法少女という力が引き寄せるのか、キャスターはこの異常事態の現場に駆けつけていたマミとさやかが居る場所へ動き出していた。 マミの奮戦も歯が立たず、そして突撃したさやかはキャスターだったものの中へ取り込まれてしまった。

 ほむらも駆けつけ助けを図るも、マミは武器ごと腕を断たれるなど負傷し、ほむらは激しく叩きつけられてしまう。 距離をとりソウルジェムですぐさまあらゆる負傷から回復するが、途方もなく強大な相手に手も足も出ないでいた。
 他のサーヴァントからの攻撃を無視しながら近づくキャスターだった怪物は追い込むように魔法少女らに攻撃を仕掛けてくる。 後退するマミが転倒し怪物の腕が迫った時、それに槍状の物が突然突き刺さる。 そして何者かに抱きかかえられたマミは一時の窮地を脱したのだった。
 マミを助けたのは杏子だった。杏子は腕を再生させたばかりだったマミにティロ・フィナーレの大筒で自分を打ち込むよう求める。
 杏子は人間大砲の要領で最速突撃し、取り込まれたさやかを体内から掻っ攫うと離脱。 更にほむらが時間停止をかけてその穴に仕掛けを施した。 炸裂により更に大きな穴が開いたがそれでもキャスターを撃破するには至らなかったけれども、 それを見た他のサーヴァントが止めをさし、なんとかこの怪物を倒したのだった。

 他の陣営はキャスター退治の為に現場に早々から駆けつけていたが、謎の陣営の奮闘振りを見て、 暫く様子を見、危機に陥りそうになったら彼女らを助ける事としていたのだった。最終的には本物のサーヴァントらが倒したものの、 新参の魔法少女らの意外な戦闘能力、そして戦いの最中に見せた驚異の自己修復力に注目する。

 この謎の多いサーバント陣営を衛宮切嗣も密かに調査していた。
 その手掛かりはそれらが突然出現した事に始まるキャスター戦の現場で偶然拾った巴マミの生徒手帳。 それを見た時、切嗣はあれらがサーヴァントなんかではなくただの人間だと最初は理解したのだが、 しかしそれは思い掛けない意外な事実から直に打ち消されてしまう。
 詳しく調べると市立見滝原中学は実在せず、代わりにあったのは町立見滝原中学。 そして手帳に記載されている家族構成や住所も、見滝原町の地名でなら結婚したばかりの若い夫婦が実在する事が確認取れたのだった。 その町は今、周辺の町と合併して数年後に市制になる事を目指していた。
 これらの事実からもしかすると未来から召喚されてきたのかと疑問を抱く。

 言峰綺礼もアサシンを使って未だに正体を見せないこの新参のキャスターのマスターを探そうと試みていたが、 ほむらが一人の時に相手が居ないのに何かを話している姿しか目撃できなかった。



※去年秋に書いたという最初のについてはそちらにも触れてますように りきおさん がツイッター上で触れた話を元に「エアまどか」 といったフレーズ思いついて、更に『Fate』と絡めたらと暇とかを見て携帯電話にテキスト打ち込みながら考えてみたネタです。 数日かけてネタを思いつくままに打ち込んだから、前と後とでズレが生じたんだなぁ(苦笑)。
 ほぼ半年も放置しながら今更に書き直しというのはさすがにダメだね。とりあえず旧版はそのままに残します。 それから今回もあくまでもネタ設定なので具体的にノベル化する予定はありません。フリー扱いです。

(2012年3月21日 22:50)



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