◆広島電鉄の351号路面電車と352号路面電車がこの3月に引退して井口の商工センター前駅そばにある荒手車庫に移送されたと偶然耳にしましたので、休暇日の本日に見に行ってみました。
◆どうも、3月5日に「ありがとう351号・353号 ラスト撮影会」が荒手車庫で催されたみたいでした。
その開催情報には「350形」についての紹介も記載されてますが……「2022年4月以降、352号のみ営業運行車両として継続運行しており、351号及び353号は、休車の扱いとなっておりました」だったそうです。
そう言えばこの1年近く、352号しか市内で走っているのを見かけてなかった。
◆それで休暇日だった本日3月13日ですが……(最初間違えて江波車庫に行ってた)数年ぶりと言うかもうかなり久しぶりに商工センター駅を下車して荒手車庫に足を向けました。
宮島線の中間にあり路面電車の車庫となってますが……

写っている5000形グリーンムーバーの中で2編成並んでいる5002号の隣の5005号、写っていないけどもう一編成はバンパー部分が部品取りされてるみたいでした。5004号は運用されてるそうですが。
そして351号と353号はというと……既に解体が始まっていました。行先表示板とか内装とか? ただ、まだ352号が現役なのでもしかするとその為のスペアパーツとして、という可能性もありますが。



◆350形については、特にまだ現役という352号について思い入れがあります。
というのも、『Wind -a breath of heart-』というminoriが2002年4月に発売したPCゲームの、新海誠さんが手掛けたOPムービーに、それをモデルとした路面電車が登場したからです(このことが長く続くminori様との縁となってました)。
『Wind -a breath of heart-』舞台情報in広島 (犀の目工房で2002年に挙げてた記事)
(22年3月13日19:01)
◆荒手車庫に行く前ですが、広島駅の路面電車電停より江波行きの路面電車で終点の江波電停まで乗って、江波車庫にも行ってました。
相生橋からだと現在中央公園で建設中の新しいサッカースタジアムが真正面に見えるのね。
江波電停の先がもう江波車庫です。
江波~横川駅間で運行されている旧京都市電の1910号「金閣」と1912号「大文字」。他に1912号の奥に1輌、車庫内に1両、旧京都市電路面電車がいました。
車庫のかなり透明度がなくなったガラス越しにですが3501号が。現在運用されている3700形から3950形までの3車体連接車の元になった最初の実証試験車両だそうですが、2012年から運用を外れてるとの事。
車庫の中には被爆電車の653号や2020年に自力走行できるよう整備された156号もありました。
◆156号は(多分ツイッターで)2019年3月頃に挙げてたレポで触れた時は今回の3501号のいた車庫の奥に保管されてました。
※2019年3月26日の時の写真
※ちなみにこの日に旧大阪市電911号が解体
また、同じく2019年3月に解体されたという910号は同日にはまだ未解体でした。
※913号の奥に910号が待機
※この時の記憶があったから、今日のお出かけでは最初に、351号と353号が江波車庫にいるものだと勘違いしてたのでした。
◆おまけ 山陽線西広島駅~新井口駅間(広電荒手車庫裏のウラの通り)のユニークなアンダーパス

凄く低いアンダーパス





川の跡に通されたっぽいアンダーパス……水路の水が溢れたら通行不能になりそう。
(22年3月13日23:01)